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◆ Topics

天皇賞、菊花賞のマル外出走枠拡大
田中勝騎手JRA800勝
相川調教師通算300勝
谷原調教師JRA100勝
音無調教師も100勝達成
競走馬の家畜衛生条件、シンガポールと締結
競馬学校移転計画中止
合谷騎手が引退
四位、柴田善騎手が海外出張届提出
柴原騎手初勝利
和田騎手、骨折
鈴木三好調教助手死亡
天皇賞、菊花賞のマル外出走枠拡大
 -最多出走は天皇賞4頭、菊花賞5頭

 本年度より、春の天皇賞、秋の天皇賞、菊花賞の3競走において外国産馬出走枠が拡大されることが14日、JRAの発表により明らかになった。
 これまで規定では、マル外出走枠は春・秋の天皇賞が2頭以内、菊花賞が3頭以内(本年度より2頭から3頭に拡大)だったが、当該レースが出走可能頭数に満たないケースに限り、それぞれの出走枠を更に2頭拡大。したがって今後は最多で春・秋の天皇賞に4頭、菊花賞に5頭のマル外が出走可能となる。
 なお、JRAはマル外出走制限緩和の一環として本年度から新たに皐月賞の開放(2頭以内、これで牡馬三冠レースすべてにマル外が出走可能)。その三冠レースと春・秋の天皇賞における選定方法も、G1勝ち、前哨戦勝ちに関係なく、内国産と同様の条件である「当該競走の出走できる馬の選定方法において上位の馬」と改善している。

田中勝騎手JRA800勝

 17日の中山競馬第3Rで田中勝春騎手(31歳、美浦・フリー)はマイネルトレノに騎乗して1着となり、7638戦目でJRA通算800勝を達成した。通算800勝はJRA史上26人目、現役では10人目となる。初勝利は1989年10月21日、4回東京競馬5日目第6Rでのセキテイボーイ(16戦目)。JRA重賞では19勝。主な勝ち鞍は安田記念(1992年、ヤマニンゼファー)、日経賞、弥生賞、セントライト記念、スプリングSなど。

田中勝騎手 おかげさまでここまでくることができました。今後も頑張っていきたいと思っていますので、ファンの皆様、これからも応援よろしくお願いします。

相川調教師通算300勝

 17日の中山競馬第1Rでクリアーシャインが1着となり、相川勝敏調教師(68歳、美浦)は、3765戦目でJRA通算300勝を達成した。重賞では3勝。マイルCS、安田記念(トロットサンダー)でG1勝ちしている。

相川師 随分時間がかかりましたが、やっと300勝までこれました。これからもひとつひとつ積み重ねていきたいと思います。

谷原調教師JRA100勝

 16日の中山競馬第3Rでシルキーブーケが1着となり、谷原義明調教師(53歳)はJRA通算100勝を達成した。1675戦目。重賞では1勝。

谷原師 ここまでくるのに長い気がしましたが、厩務員やオーナーの方たちのおかげで勝つことができました。(100勝は)あくまでひとつの区切り、これからもひとつずつ積み重ねていきたいと思います。

音無調教師も100勝達成

 17日の中京競馬第6Rでユーセイプライムが1着となり、音無秀孝調教師(47歳、栗東)が95年6月21日の開業以来1057戦目にしてJRA通算100勝を達成した。JRA重賞は99年のマイラーズC(G2)など8勝。
 
音無師 あくまでも通過点ですが、思ったより早く達成できました。ジョッキーも初勝利だったので良かったですね。次は200勝を目指して頑張ります。

競走馬の家畜衛生条件、シンガポールと締結

 JRAは15日、農林水産省より日本とシンガポールとの間に競走馬の家畜衛生条件が締結された旨連絡があったことを発表した。締結されていないと、日本からシンガポールへ入国はできても、シンガポールから日本に戻ることができなかったが、これにより、5月11日の第3回シンガポール航空国際C(G1、芝2000m)への日本馬の出走が可能となった。

競馬学校移転計画中止

 JRAは13日、競馬学校を現在の千葉県白井市から栃木県湯津上村に移転する計画を取り止めると発表した。計画地が絶滅の心配があるオオタカの営巣地であり、JRAだけでは保全対策が不十分かつ困難であること、また、ファンやマスコミ及び運営審議会委員から計画反対の声が多く寄せられたことなどを考慮した上で、今回の移転計画中止が決まった。

合谷騎手が引退
 合谷喜壮騎手(33歳、栗東)が3月20日付で騎手を引退することが決まった。通算成績は87年の初騎乗以来、1478戦44勝。今後は五十嵐厩舎(栗東)で調教助手に転向する予定。
四位、柴田善騎手が海外出張届提出
 3月23日(土)にドバイ・ナドアルシバ競馬場で行なわれるドバイ国際競走に参戦する四位洋文騎手(29歳、栗東・フリー)、柴田善臣騎手(35歳、美浦・フリー)が海外出張届を提出した。四位騎手の出張期間は3月21日〜24日(ドバイWCでアグネスデジタルに騎乗)。柴田善騎手の出張期間は3月19日〜24日(ドバイシーマCでホットシークレットに騎乗)。
柴原騎手初勝利
 新人の柴原央明騎手(18歳、栗東・田中章厩舎所属)が通算19戦目となる17日の中京競馬第6Rで、初勝利を飾った。

柴原騎手 先を越されていたので嬉しいです。大切に騎乗して、ファンの皆さんの期待に応えられるよう頑張ります。
和田騎手、骨折
 16日の阪神競馬第9R発走前に落馬負傷した和田竜二騎手(24歳、栗東・岩元厩舎)は左橈骨遠位端骨折が判明した。
鈴木三好調教助手死亡
 鈴木三好調教助手(美浦・堀井厩舎所属)が14日午後4時20分、肝臓破裂のため入院先である茨城県阿見町の東京医大霞ケ浦病院で死亡した。46歳だった。鈴木調教助手は同日朝、調教でベルモントルークに騎乗した際に落馬。美浦診療所から東京医大に搬送されて緊急手術が行なわれたが、午後3時過ぎに容体が悪化していた。通夜は15日に、告別式は16日正午から美浦トレセン厚生会館分館で行なわれた。喪主は妻の小夜利さん。

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