今年春から北海道早来町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りしたクロフネ（４歳、父フレンチデピュティ）が９月28日（土）の札幌競馬最終レース終了後にパドックに登場し、ファンに元気な姿を披露した。
　クロフネは現役時に10戦６勝（うちＧ１・２勝、Ｇ３・２勝）。昨年秋の武蔵野Ｓ、ジャパンカップダートを驚異的なレコードで連勝したあとドバイＷＣを目指して調整が進められたが、右前浅屈腱炎を発症して引退した。新種牡馬では同期のアグネスタキオン、ブラックホークとともに人気を集めており、一時、ケガをして種付けを休止した時期もあったが、初年度は148頭に種付けしている。

　９月28日(土)、29日(日)の阪神競馬に参戦予定だった岩田康誠騎手（28歳、兵庫・清水厩舎所属）は25日（水）の園田競馬で負傷したため、両日の騎乗を取りやめた。左第４中手骨々折で全治２週間との診断。10月12日（土）の４回京都３日目には騎乗できる見込み。

　蛯名正義騎手（33歳、美浦・フリー）と田中勝春騎手（31歳、美浦・フリー）がＪＲＡに海外出張届を提出した。10月６日の凱旋門賞でマンハッタンカフェに騎乗する蛯名騎手は10月４日から同８日まで、前日５日のドラール賞でイーグルカフェに騎乗する田中勝騎手は９月30日から10月７日までの予定。

　短期免許を取得し、日本で騎乗中のビクター・エスピノーザ騎手（30歳）は、９月30日から10月18日までの間、アメリカに帰国することになった。なお、同騎手は28日の新潟競馬第６Ｒで降着となり、10月５日から同20日まで、開催日６日間の騎乗停止処分を受けている。

　フランス遠征中の青木芳之騎手（25歳、美浦・フリー）は25日、サンクルー競馬場の第６Ｒジョルジュバルタジ賞（芝2100ｍ、14頭）でロベルティコに騎乗し、４着となった。なお、青木騎手が騎乗したロベルティコは1998年の独ダービー馬。

　2000勝ジョッキーの河内洋騎手（47歳、栗東・フリー）が来年２月いっぱいで鞭を置くことになった。引退後は調教師への転向を目指す。河内騎手は９月29日終了時点でＪＲＡ通算2078勝。本年は中京記念（Ｇ３）、目黒記念（Ｇ２）を含む43勝を挙げている。

　柴田善臣騎手（36歳、美浦・フリー）は29日、新潟競馬第７Ｒでアサクサキニナルに騎乗して１着となり、今年のＪＲＡ100勝を記録した。年間100勝達成は自身５回目。なお、年間100勝達成は岡部騎手の13回が第１位、12回の武豊騎手が２位。