中舘英二騎手（37歳、美浦・田村厩舎所属）は17日、福島競馬第２Ｒ２歳新馬戦でオトハチャンに騎乗して１着となり、現役９人目となるＪＲＡ通算900勝を達成した。デビュー以来19年目、9122戦目での記録達成となった。ＪＲＡ重賞では92年のフラワーＣを皮切りに、これまでに19勝。また、Ｇ１で２勝。ヒシアマゾンとのコンビで阪神３歳牝馬Ｓ、エリザベス女王杯を制している。

中舘騎手　デビューした頃はこんなにも勝てるとは思ってもいませんでした。これもまわりの皆さんが応援してくれたおかげだと思っています。先はまだまだ長いですが、次は1000勝を目標に頑張ります。

　17日の中山競馬第６Ｒでフィナンシェが１着となり、嶋田功調教師（57歳、美浦）は2502戦目でＪＲＡ通算200勝を達成した。この中にはＮＺＴ４歳Ｓなど重賞３勝が含まれている。

嶋田功師　200勝到達は正直嬉しいです。勝てばファンも増えてくるので、これからもひとレース、ひとレースを大事にして、勝利を積み重ねていきたいと思います。

　99年の京都４歳特別（Ｇ３）を制したビッグバイキング（牡６歳、栗東・白井厩舎）が14日付でＪＲＡの競走馬登録を抹消された。通算成績は28戦２勝。引退後は静岡県のヤマハリゾートつま恋乗馬倶楽部で乗用馬として繋養される。

　2000年の皐月賞、菊花賞のＧ１を制したエアシャカール（牡５歳、栗東・森厩舎）の種牡馬シンジケート（総額３億6000万円、１株600万円×60株）が結成された。同馬は今年いっぱいで現役を引退し、北海道門別町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りする予定。

　2000年のオークス馬シルクプリマドンナ（牝５歳、栗東・山内厩舎）が15日付でＪＲＡの競走馬登録を抹消された。通算成績は15戦３勝（うち重賞１勝）。引退後は北海道新冠町・早田牧場新冠支場で繁殖入りする。

　ザカリヤ（牡６歳、美浦・二ノ宮厩舎）が11月15日付で現役登録を抹消され、引退が決まった。今後は種牡馬入りする予定。通算成績は27戦３勝。99年のＮＺトロフィー４歳ＳでＧ２勝ちし、ＮＨＫマイルＣではシンボリインディの２着。

　菊花賞、有馬記念、天皇賞春とＧ１で３勝し、仏Ｇ１凱旋門賞にも挑戦したマンハッタンカフェ（牡４歳、美浦・小島太厩舎）の引退式が、有馬記念当日の12月22日（日）に中山競馬場で行なわれることになった。当日は2001年有馬記念優勝時のゼッケンを着用して登場する予定。