17日に京都競馬場で行なわれたマイルＣＳを制し、Ｇ１ウイナーの仲間入りを果たしたトウカイポイント（セン６歳、美浦・後藤厩舎）が、12月15日に香港シャティン競馬場で行なわれる国際競走、香港マイル（Ｇ１、芝1600ｍ）に出走することとなった。同レースに優先的に招待したい旨の連絡が香港ジョッキークラブからあり、同陣営もこれを受諾したもの。12月１日から出国検疫に入る。香港マイルには、今年６月の安田記念優勝馬アドマイヤコジーン（牡６歳、栗東・橋田厩舎）も招待されており、同レースには日本から２頭が参戦することになった。なお、最終的な出走馬の発表は11月27日の予定。

　24日の福島競馬第12Ｒでカシマサキモリが１着となり、同馬を管理する飯塚好次調教師（69歳、美浦）は4930戦目でＪＲＡ通算400勝を達成した。Ｇ１３勝を含めて重賞では７勝。

飯塚師　定年までには是非達成したいと思っていた念願の400勝を、福島の最終日の最終レースで達成できて光栄です。

　20日、ダート格付け委員会により、2003年のダート競走の暫定格付けが発表された。暫定格付けレース総数は2002年と同じ58レース。内訳も、２歳が４レース（Ｇ１＝１、Ｇ３＝３）、３歳が８レース（Ｇ１＝２、Ｇ３＝６）、３(４)歳上が46レース（Ｇ１＝８、Ｇ２＝10、Ｇ３＝28）と変わりなかった。

　24日の京都競馬第７Ｒでヒューマに騎乗して１着となった藤田伸二騎手（30歳、栗東・フリー）が自身初のＪＲＡ年間100勝を達成した。藤田騎手は91年３月２日にデビュー。ＪＲＡで6905戦852勝(重賞勝利はＧ１・８勝を含む55勝)の成績を残している。成績は同日７Ｒ終了時点。

　21日付で栗東所属の友道康夫調教師（39歳）、藤岡健一調教師（41歳）が新規開業した。定期馬房数はともに10頭。福島勝調教師に臨時貸付されていた16頭のうち、５頭が友道厩舎に、11頭が藤岡健厩舎に転厩した。

　23日の中山競馬第５Ｒで大江原隆騎手（44歳、美浦・フリー）が落馬負傷し、右上腕骨内上顆骨折、頭部打撲（脳震盪）、顔面挫創と診断された。25日に再検査が行なわれる。23日の京都競馬５Ｒでは落馬した岡冨俊一騎手（41歳、栗東・田所清厩舎所属）は左鎖骨々折、左第３・４肋骨々折、左肺挫創、血気胸との診断。全治２カ月の見込み。

　２冠牝馬ベガの全弟で、2001年の京都記念（Ｇ２）を制したマックロウ（牡５歳、栗東・松田博厩舎）が20日付でＪＲＡの競走馬登録を抹消された。通算成績は14戦３勝。今後は北海道早来町のノーザンファームで種牡馬として繋養される。

　20日、ＪＲＡ元京都競馬場長鈴木善雄容疑者（57歳）が競馬関連のプリペイドカードなどの発注で便宜を図った見返りに現金160万円を受け取ったとして、日本中央競馬会法違反（収賄）の疑いで逮捕された。

　昨年のオークス５着後、脚部不安のために休養中だったオイワケヒカリ（牝４歳、美浦・柴崎厩舎）が、11月20日付でＪＲＡ馬名登録を抹消され、現役引退が決まった。今後は繁殖入りする予定。同馬は通算６戦２勝。Ｇ２フローラＳを勝った。

　ＪＲＡは20日、イタリアのダリオ・バルジュー騎手（26歳）が平成14年11月23日から同15年２月21日まで有効の短期騎手免許を交付すると発表した。身元引受馬主はシンボリ牧場、身元引受調教師は美浦の鈴木伸尋調教師。バルジュー騎手は、2001年伊リーディング４位。今年はミラノ大賞典、共和国大統領賞でＧ１勝ちしている。

　12月22日に行なわれる有馬記念（中山、Ｇ１、芝2500ｍ）のファン投票第１回中間集計の結果が発表された。上位は次のとおり（カッコ内は票数）。なお、ファン投票締め切りは12月２日。