１月16日、2002年度ＪＰＮクラシフィケーションがＪＲＡから発表された。格付けの対象となるのは2002年度のＪＲＡの競走、ダートグレード競走と海外の重賞に出走した日本調教馬および日本の国際競走に出走した馬。これは昨年12月にフランス・パリで開催されたインターナショナルクラシフィケーション会議および、ＪＲＡ・ＮＡＲ担当者による協議を経て決定したもの。

　今年のトップはＫジョージ６世＆クイーンエリザベスＳＧ１勝ちによって126のレーティングを得たゴーランだが、日本国内でのものに限ればジャパンＣＧ１を制したファルブラヴの120が最高。続いてシンボリクリスエスの119、エイシンプレストン、マンハッタンカフェ、タニノギムレットの118と続いた。ダートはアドマイヤドンとアグネスデジタルが117のレーティングを得ている。２歳はエイシンチャンプが112、ピースオブワールドが109となった。

　19日（日）の京都競馬第３Ｒの新馬戦でタイキシュヴァリエに騎乗して大差勝ちした河内洋騎手（47歳、栗東・フリー）が74年のデビュー以来14877戦目にしてＪＲＡ通算2100勝を達成した。通算2100勝達成は岡部幸雄騎手に次ぐ、ＪＲＡ史上２人目の快挙。ＪＲＡ重賞勝利は134勝。この中にはＧ１級及びＧ１勝利が22勝含まれている。

河内騎手　昨日から惜しいレースが続いていたので区切りの2100勝はここで決めたいと思っていました。これまでお世話になった関係者の方々に感謝しています。年末からずっと調子がいいので、今後も馬の能力を全部出し切れるような騎乗を続けていきたいです。

　ナリタトップロード（牡７歳、栗東・沖厩舎）が22日付でＪＲＡの登録を抹消することになった。通算成績は30戦８勝。重賞勝利は99年の菊花賞(Ｇ１)など７勝。引退後は早来の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。引退式は19日(日)の昼休みに京都競馬場で行なわれた。

　ダート競走格付け委員会は2002年のダートグレード競走最優秀馬にゴールドアリュール（牡４歳、栗東・池江厩舎）を選定した。同馬は昨年、ジャパンダートダービーを７馬身差、ダービーグランプリを10馬身差で圧勝。暮れには古馬相手の東京大賞典を快勝し、圧倒的な強さで統一Ｇ１３勝を挙げている。

　ドバイのナドアルシバ競馬場で３月29日（土）に行なわれるドバイワールドＣおよび他の国際競走に登録した日本馬が15日、ＪＲＡから発表になった。各レースの登録馬は次のとおり。

◆ドバイワールドＣ（Ｇ１、ダート2000ｍ）
ゴールドアリュール、カネトシオペラクン、アドマイヤドン、カネツフルーヴ、レギュラーメンバー、エイシンプレストン、リージェントブラフ、イーグルカフェ、アグネスソニック、トーセンダンディ、ノボトゥルー、シャドウスケイプ

◆ドバイデューティフリー（Ｇ１、芝1777ｍ）
ブレイクタイム、エイシンプレストン、イブキガバメント、トウカイポイント、アグネスソニック、トーセンダンディ、キングオブサンデー、マグナーテン

◆ドバイシーマクラシック（Ｇ１、芝2400ｍ）
ホットシークレット

◆ドバイゴールデンシャヒーン（Ｇ１、ダート1200ｍ）
エンドレスデザート、スターリングローズ、ココモキング、サウスヴィグラス、ノボジャック、ノボトゥルー、シャドウスケイプ、スターキングマン、スターエルドラード、キーンランドスワン

◆ＵＡＥダービー（Ｇ２、ダート2000ｍ）
サイレントディール、ブルーイレヴン、ハツラツ、エースインザレース、ユートピア、スシトレイン

◆ゴドルフィンマイル（Ｇ２、ダート1600ｍ）
カネトシオペラクン、スターリングローズ、ゴールドアリュール、イーグルカフェ、アグネスソニック、トーセンダンディ、ノボトゥルー、シャドウスケイプ、スターキングマン、キングオブサンデー

　19日の中山競馬第４Ｒでコンバートルが１着となり、石毛善彦調教師（48歳、美浦）は1186戦目でＪＲＡ通算100勝を達成した。開業は95年３月、初勝利は同年７月29日の３回福島５日目９Ｒ（タイキギャル）。