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松永騎手JRA通算1200勝! 高市師、蛯名騎手の不服申立てを棄却
我が国競馬史上2人目、石崎隆騎手が5000勝達成 西谷騎手骨折
安藤勝騎手が騎手免許試験を受験 ヤマカツスズラン繁殖へ
田中耕太郎調教師免許取消 トゥナンテは乗馬に
    トウカイポイント辞退
 
松永騎手JRA通算1200勝!

 9日(日)の京都競馬第6Rのパドカトルで今年9勝目を挙げた松永幹夫騎手(35歳、栗東・山本厩舎所属)が86年3月1日のデビュー戦以来10321戦目にしてJRA通算1200勝を達成した。史上12人目、現役では6人目。JRA重賞勝利はG1・5勝を含む45勝。今年1月29日にはカネツフルーヴとのコンビで川崎記念を制している。

松永騎手 ただの通過点というものではなく、たくさんの方々に応援して頂いたおかげで達成できた記録ですので本当にうれしいですし、感謝しています。最近、大きいレースを勝ってないので、そろそろ勝ちたいですね。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。

我が国競馬史上2人目、石崎隆騎手が5000勝達成

 南関東の第一人者、石崎隆之騎手(47歳、船橋・出川龍一厩舎所属)が、7日の公営船橋競馬第3Rでサンパティークに騎乗して1着となり、地方競馬通算5000勝を達成した。2万6236戦目。これは佐々木竹見元騎手に次いで我が国で2人目となる大記録。なお、記録達成となった騎乗馬はJRA元調教師である小林稔氏の所有馬だった。

安藤勝騎手が騎手免許試験を受験

 公営の笠松所属の安藤勝己騎手(42歳)が3日と4日、千葉県白井のJRA競馬学校で行なわれた平成15年度騎手免許2次試験を受験した。合否の発表は13日午前10時の予定。なお、安藤勝騎手は1月1日の笠松開催で両足骨折の重傷を負い、調教でも騎乗できない状態が続いており、復帰は当初の予定より少々遅れそうだ。

田中耕太郎調教師免許取消

 JRAは2月5日付で、田中耕太郎調教師(62歳、栗東)の調教師免許を取り消した。米国で所有する繁殖牝馬の産駒を取引の当事者となってJRAの馬主に売却したこと、競走馬の登録の際に血統登録証明書への不実の記載を計画したこと、自己の利益のため不正な手段を用いて馬主から利益を得るという行為に及んだことなどの事実が判明し、日本中央競馬会競馬施行規程に抵触したため。9日の京都競馬メイン・シルクロードSに出走したニホンピロハーレー(牡7歳)をはじめとする管理馬30頭が5日付で田所秀孝厩舎に臨時貸付された。

高市師、蛯名騎手の不服申立てを棄却

 JRAは2月4日及び5日、裁定委員会を開催し、2回中山競馬初日第1Rにおけるガバナーカシマサン号の失格、及び蛯名正義騎手に対する6日間の騎乗停止制裁の取消を求めた高市圭二調教師、蛯名正義騎手からの不服申立てについて審査を行なった。裁定委員会は、当該裁決に係った裁決委員から意見を聴取すると同時に、当該レースの走行状況を録画したVTRを検証した結果、ガバナーカシマサン号が発走後まもなく内側に斜行した行為は失格事由に相当し、それに伴う蛯名正義騎手への制裁は平成15年2月8日から同2月23日までの騎乗停止が相当と判断。高市調教師と蛯名騎手が提起した不服申立てを棄却する裁定を下した。

 なお、裁定委員会の結論に不服な場合、JRA所属騎手は行政不服審査法に基づき、JRA外部の有識者などで構成する日本中央競馬会審査会に上訴することができる。

西谷騎手骨折

 8日(土)の中山競馬第9R春麗JSでイブキマンパワーに騎乗した西谷誠騎手(26歳、栗東・フリー)は2周目第5号障害飛越の際に落馬し、右鎖骨々折を負った。全治には2、3カ月要する見込み。馬は異状なし。

ヤマカツスズラン繁殖へ

 芝、ダートを問わず重賞戦線で活躍を続けたヤマカツスズラン(牝6歳、栗東・池添厩舎)が12日付でJRAの競走馬登録を抹消される。通算成績は26戦6勝。主な勝ち鞍は99年の阪神3歳牝馬S(G1)など重賞4勝。地方交流競走は5戦して2002年の全日本サラブレッドC(統一G3)を制した。繋養先は静内の岡田牧場。初年度はブライアンズタイムと交配予定。

トゥナンテは乗馬に

 2000年の毎日王冠(G2)の勝ち馬トゥナンテ(牡8歳、栗東・松元省厩舎)は1月31日付でJRAの競走馬登録を抹消された。通算成績は23戦8勝(うち重賞3勝)。ノーザンホースパークで乗馬として繋養される。

トウカイポイント辞退

 3月29日にナドアルシバ競馬場で行なわれるドバイデューティフリー(G1、芝1777m)に選出されていたトウカイポイント(セン7歳、美浦・後藤厩舎)が7日、同レース出走を辞退した。これにより、7日時点でのドバイ国際競走招待受諾馬は6頭となった。


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