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横山典騎手JRA通算1300勝達成 デムーロ騎手JRA通算100勝
トウカイポイント、登録を抹消し乗馬に 中山で鈴木慶、中京で生野騎手デビュー
SS産駒、JRA通算1500勝 加藤士騎手、北村浩騎手が初勝利!
ノボトゥルー、アグネスソニックは辞退 田中朋次郎元調教師、逝去
横山賀騎手JRA200勝 高松宮記念の外国馬、英国の2頭が辞退
 
横山典騎手JRA通算1300勝達成

 横山典弘騎手(35歳、美浦・フリー)は、9日の中山競馬第2Rでシャコーウェルカムに騎乗して1着となり、9358戦目でJRA通算1300勝を達成した。初勝利は86年4月29日、2回東京競馬4日目第12Rのキオイゴット(21戦目)。JRA通算1300勝は史上10人目、現役では岡部幸雄、武豊騎手に次いで3人目となる。これまでにJRA重賞で68勝、うちG1では14勝をマークしている。

横山典騎手 1300勝はあくまでも通過点に過ぎないと思っていますが、無事にここまでこれた結果がこの勝利数となったのだとも思います。今までと同様、これからも変わらずに頑張っていこうと考えています。

トウカイポイント、登録を抹消し乗馬に

 中山記念のレース中に右前浅屈腱不全断裂を発症し、競走能力喪失との診断が下されたトウカイポイント(セン7歳、美浦・後藤厩舎)が、3月7日付で競走馬登録を抹消され、引退が正式に決まった。今後は北海道苫小牧のノーザンホースパークで乗馬になる予定。通算成績は37戦7勝(うち地方在籍時5戦1勝、海外1戦0勝)。マイルチャンピオンS、中山記念で重賞勝ちした。

SS産駒、JRA通算1500勝

 8日の阪神競馬第10R武庫川Sをミスキャスト(牡5歳)が制し、サンデーサイレンス産駒が94年の種牡馬デビュー以来、JRA通算1500勝を達成した。この記録はノーザンテーストの1747勝に次ぐ歴代2位。

ノボトゥルー、アグネスソニックは辞退

  栗東・森厩舎のノボトゥルー、アグネスソニックは3月29日にドバイのナドアルシバ競馬場で行なわれるドバイゴールデンシャヒーン(G1)、ゴドルフィンマイル(G2)にそれぞれ選出されていたが、とちらも出走を辞退したことが明らかとなった。6日時点の日本の受諾馬はゴールドアリュール、イーグルカフェ(G1・ドバイワールドカップ)、ユートピア(G2・UAEダービー)の3頭。

横山賀騎手JRA200勝

 8日の中京競馬第5Rで横山賀一騎手(36歳、美浦・フリー)はジャパンプラウドに騎乗して1着となり、2958戦目でJRA通算200勝を達成した。重賞では4勝。G3の函館記念、ダービー卿CT、札幌3歳S、函館3歳Sを制している。

横山賀騎手 少し時間がかかった達成でしたが、免許取得間もない頃はケガが多くて騎乗数も少なかったのでこんなものでしょう。派手さはないけれど堅実な騎乗を心掛けてきた結果だと思います。これも関係者の皆様のおかげと感謝しています。

デムーロ騎手JRA通算100勝

 9日の阪神競馬第7Rでエイシンハンプトンに騎乗して1着となったデムーロ騎手(24歳、イタリア所属)がJRA通算100勝を達成した。JRA所属以外ではペリエ、安藤勝己騎手に次いで3人目。重賞勝利は4勝。

デムーロ騎手 本当にうれしいです。日本のファンの方に感謝しています。人気馬だったので全騎手が私をマークしているような気がしました。それでも勝てたのは馬の調子が良かったからです。これからもファンの皆さんのためにも頑張ります。

中山で鈴木慶、中京で生野騎手デビュー

 新人の鈴木慶太騎手(19歳、美浦・藤原辰厩舎所属)が8日、中山3日目第2Rのアポロンビレッジでデビューした。結果は15着。また、同日の中京初日第5Rでは生野賢一騎手(18歳、栗東・音無厩舎所属)がクリスタルシオンでデビュー。こちらは7着だった。これで今年の新人騎手10人全員がデビューを果たしたことになる。

鈴木慶騎手 あっという間でした。馬群についていけず、レースはすぐ終わってしまいました。信頼される騎手になりたいので、人気に応え、また次も乗せてもらえるよう頑張ります。

生野騎手 ペースが速いのに戸惑いました。前に行くつもりが、スタートで遅れてしまい、押っつけ通しでした。まだまだですね。今後も信頼される騎手を目指して頑張っていきます。

加藤士騎手、北村浩騎手が初勝利!

 3月1日にデビューした新人の加藤士津八騎手(18歳、美浦・国枝厩舎所属)が8日の中京競馬第8Rエグジジェで通算4戦目にして初勝利を挙げた。翌9日には中京競馬第9Rのファルコンシチーで北村浩平騎手(19歳、栗東・田所秀厩舎所属)が初白星。こちらは通算6戦目。

加藤士騎手 いいスタートが切れたので自信を持って乗れました。馬の力も違った感じです。結果的には8馬身差でしたが、直線は後ろの馬が追ってくるのではないかと冷や冷やしました。今後もひとつひとつ丁寧に乗って、勝ち星を積み重ねていきたいと思います。

北村浩騎手 ホッとしています。以前から調教で跨っていた馬なので、内にモタれる癖を念頭に置いて乗りました。4コーナーで前の馬を追い越す手応えからこれならいけると思い、あとは後ろの馬がこないように祈りながら追いました。今後もひとつずつしっかり乗って成績を上げていきたいと思います。

田中朋次郎元調教師、逝去

 元JRA調教師で、日本調教師会会長も務めた田中朋次郎氏が3月4日午後8時45分、入院療養先の千葉県松戸市内の病院で逝去。90歳。6日、千葉県松戸市のライフケア松戸会堂で告別式がしめやかに営まれた。喪主は長男の利泰氏。

 厩舎開業は1955年。通算6515戦621勝。ミホシンザンでのG13勝(皐月賞、菊花賞、天皇賞・春)を含め、重賞では21勝を挙げた。84年から87年まで日本調教師会会長。

高松宮記念の外国馬、英国の2頭が辞退

 JRAは7日、高松宮記念の外国選出馬のうちキャプテンリオ、補欠馬のデンジャーオーバー(ともに英)2頭の関係者から辞退する旨の連絡が入ったことを明らかにした。残るアメリカの4頭については現在、出走意思を確認中とのこと。


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