９日（土）の小倉競馬第11Ｒでアンフィトリオン（牡４歳）が１着となり、今年17勝目を挙げた橋口弘次郎調教師（57歳、栗東）が中央競馬史上67人目、現役では８人目のＪＲＡ通算600勝を達成した。82年３月１日の開業以来4826戦目。ＪＲＡ重賞勝利は46勝。Ｇ１勝ちは92年の天皇賞・秋（レッツゴーターキン）、96年の菊花賞（ダンスインザダーク）。

橋口師　500勝の時は、あと１勝まできてなかなか達成することができなかったのですが、今回は中２週で達成できることができ、ほっとしています。大好きな小倉競馬場、しかも、ダンスインザーダークの仔で600勝を達成でき、非常にうれしいです。明日（日曜）の小倉メインレースに500勝目をプレゼントしてくれたテンシノキセキが出走しますので、また新たな一歩を刻みたいと思います。

　10日（日）の小倉競馬第５Ｒで１番人気のヘイロンシンに騎乗して１着となったＣ.ソーントン騎手（36歳、ニュージーランド所属）が７月１日の短期免許取得以後初勝利を挙げた。ＪＲＡ通算成績は９戦２勝（2002年の中山グランドＪ優勝）。

ソーントン騎手　お世話になっている崎山調教師や、いい馬に乗せてくれた大久保龍調教師をはじめ、厩舎スタッフに感謝してます。残りの期間ひとつでも多く勝てるよう頑張ります。

　仏遠征中の武豊騎手（34歳、栗東・フリー）が９日、英・愛チームと世界選抜チームに分かれて腕を競うシャーガーＣ（英アスコット競馬場）に参戦。５鞍に騎乗し８、２、９、８、２着の成績を残した。優勝は武豊騎手が所属する世界選抜チーム。

　プライベートで仏入りしている吉田豊騎手（28歳、美浦・大久保洋厩舎）が、ドーヴィル競馬場で騎乗した。結果は、サブラタに騎乗した５日の第８Ｒ1400ｍ戦が９着、アインシュタインに騎乗した10日の第８Ｒ1600ｍ戦では着外、武豊騎手も10日ドーヴィル競馬場で第６Ｒ1600ｍ戦に騎乗、こちらは10着だった。

　９日（土）に開催予定だった第２回新潟競馬７日目は、台風10号による天候不順のため中止となり、代替競馬が11日（月）に出馬投票をやり直さずに開催された。

　17日にジャックルマロワ賞でテレグノシスに騎乗する勝浦正樹騎手（24歳、美浦・フリー）が、ＪＲＡに海外出張届を提出した。期間は８月６日（水）から同18日（月）。14日（木）にはブリーダーズＧＣ（旭川）騎乗のため一時帰国の予定。

　ジャックルマロワ賞（Ｇ１、８月17日、ドーヴィル競馬場）およびムーランドロンシャン賞（Ｇ１、９月７日、ロンシャン競馬場）に出走予定のローエングリン（牡４歳、美浦・伊藤正厩舎）、テレグノシス（牡４歳、美浦・杉浦厩舎）が現地時間で６日午前３時、フランスに無事到着し、午前５時30分にシャンティーのリチャード・ギブソン厩舎に入厩した。両馬とも元気でカイ食いもいいとのこと。

　75年の皐月賞、ダービー優勝馬カブラヤオーが９日午後３時、繋養先の日本軽種馬協会那須種馬場で老衰のため死亡した。31歳。同馬は95年の種付を最後に繁殖からも引退、同場で余生を送っていた。