サンデーサイレンスが１日、産駒のＪＲＡ通算1700勝を記録した。大台まであと「２」と迫っていたサンデーサイレンスだが、この日、スズカマンボが京都競馬第９Ｒ萩Ｓで１着になったのに続き、サイレントディールが東京競馬第11Ｒ武蔵野Ｓで優勝。アッサリと1700勝を達成した。産駒のＪＲＡ通算1700勝は、ノーザンテーストに続いて史上２頭目だが、94年に産駒がデビューして以来、10年目での1700勝は驚異的なペースといえる。なお、産駒のＪＲＡ勝利数歴代１位はノーザンテーストで現在、通算1749勝。サンデーサイレンスがノーザンテーストの記録を塗り替え、歴代トップに立つのも時間の問題となった。

　11月８日(土)にオーストラリアのフレミントン競馬場で行われるレジェンドレースに、日本代表として河内洋調教師（元ＪＲＡ騎手）が出場することになった。レジェンドレースは世界各国の引退した元グレートジョッキーが往年の腕を披露するレースで、今年で３回目。昨年は佐々木竹見さんが出場している。

　11月23日に行われるマイルＣＳ（Ｇ１、芝1600ｍ）の外国選出馬６頭のうち、トゥスール（牡３歳、英）、スペシャルカルドゥーン（牡４歳、仏）の陣営が出走意思を表明した。メイドンタワー（牝３歳、仏）は辞退。スタチューオブリバティー、ホールドザットタイガー、リフューズトゥーベンドの出否は未定。

　山田泰誠騎手（32歳、栗東・武邦厩舎所属）、橋本広喜騎手（31歳、美浦・高市厩舎所属）が10月31日付で騎手を引退した。山田泰騎手は武邦厩舎の、橋本広騎手は小島太厩舎の調教助手に転向する予定。

　１日の東京競馬第１Ｒでアマミグレイスに騎乗した柴田善臣騎手（37歳、美浦・フリー）は１着となり、自身６回目となるＪＲＡ年間100勝を達成した。

　フリーの高橋明騎手（33歳）が11月１日付で武藤善則厩舎（美浦）所属に変更となった。

　蛯沢誠治氏が10月31日午後１時16分、茨城県内の病院で食道ガンのため死去、52歳。通夜は11月４日（火）午後６時から、告別式は翌５日正午から、いずれも美浦トレーニングセンター厚生会館本館で執り行われる。喪主は妻の祐子さん。蛯沢氏は千葉県出身。1970年に美浦の成宮厩舎所属騎手としてデビューし、2000年３月に現役を引退。通算成績は9334戦887勝。スズパレードで宝塚記念を勝つなど重賞でも42勝を挙げた。引退後は小島太厩舎で調教助手を務めていた。