20日の中山競馬第９Ｒ館山特別で横山典弘騎手（36歳、美浦・フリー）はブリガドーンに騎乗して１着となり、ＪＲＡ通算1400勝を達成した。10148戦目。これはＪＲＡ史上９人目、現役では岡部幸雄、武豊騎手に次いで３人目。初勝利は86年４月29日、２回東京競馬４日目第12Ｒでのキオイゴット（21戦目）。これまでに重賞では74勝。皐月賞、菊花賞（セイウンスカイ）、天皇賞春、有馬記念（サクラローレル）、宝塚記念（メジロライアン）など、Ｇ１では14勝を挙げている。
　横山典騎手　1400勝を達成できて良かった。これからも今まで通り、頑張ります。応援をよろしくお願いします。

　21日の中山競馬第12Ｒでパラダイスシチーが１着となり、藤田伸二騎手（32歳、栗東・フリー）は、史上18人目、現役では７人目となるＪＲＡ通算1000勝を達成した。7954戦目。これまでに重賞では60勝、Ｇ１では８勝を挙げている。なお、13年19日での1000勝達成は、武豊騎手に次ぐ史上２番目の速さ。
　藤田騎手　1000勝達成は史上２番目の速さとのことですが、史上最速の武豊さんは雲の上の存在。記録は２番目でも、僕の中では事実上１番目という気持ちです。数少ない1000勝ジョッキーの仲間入りを果たせたことを誇りに思い、これからもひとレース、ひとレースを大切にして頑張ります。

　平井雄二調教師（56歳、美浦）は21日、中山競馬第12Ｒのパラダイスシチー１着でＪＲＡ通算200勝を達成した。3153戦目。この中にはサクラスターオーによる皐月賞、菊花賞など重賞での３勝が含まれている。
　平井師　少し遅いくらいですが、皆様の応援のおかげで達成することができました。これからもよろしくお願いします。

　１日に開業した池江泰寿調教師（35歳、栗東）は、初出走となった20日の阪神競馬第５Ｒソニックサーパス（牡４歳）で早くもＪＲＡ初勝利を飾った。
　池江寿師　前に管理していた渡辺元調教師がうまく仕上げて譲ってくれたおかげです。まだ調教師としての実感が湧きませんが、家に帰ってビデオを見れば実感が湧くのではないかと思います。ゴールの瞬間は嬉しさもありましたが、馬の歩様などを気にしていました。一戦一戦、一頭一頭を大切に頑張ります。

　20日の阪神競馬第８Ｒでホーマンルーキーに騎乗して逃げ切り勝ちを収めた川田将雅騎手（18歳、栗東・安田隆厩舎所属）が７日のデビュー以来４戦目にして初勝利を挙げた。
　川田騎手　先生（安田隆調教師）に助けられてここまでこれたので、先生の馬で勝つことができ、大変うれしいです。ゴールした瞬間に周りを見ると自分しかいなかったので、気持ち良かったです。ひとつひとつ大事に騎乗し、ひとつでもいい着順にこれるよう頑張ります。

　６日にデビューした津村明秀騎手（18歳、美浦・鈴木伸厩舎所属）は21日の中京競馬第５Ｒマグマヴィーナスで１着となり、初勝利を飾った。16戦目。
　津村騎手　デビューの週に乗せてもらった（１番人気で３着）馬にまた乗せてもらうことができたので、絶対に勝とうと思ってました。直線は後ろを見ないで必死に追いましたが、結果的に差をつけて勝つことができました。鈴木伸尋先生をはじめ、厩舎スタッフの皆さんと、マグマヴィーナスを管理する伊藤伸一先生に勝利の報告をします。

　ＪＲＡは19日、４月17日に阪神競馬場で行われるマイラーズＣ（Ｇ２、芝1600ｍ）にイギリス、ドイツから外国馬が１頭ずつ登録したことを発表した。イギリスのチェキット（牡４歳）は02年のモーリスラクロワトロフィー（Ｇ２）など４勝。ドイツのイアニナ（牝４歳）は重賞勝ち鞍なし。

　現３歳世代がすべて初戦勝ちを飾っている藤沢和雄厩舎（美浦）は、21日の阪神競馬第４Ｒ未勝利戦でデビューしたカーティスクリーク（牡３歳）も直線、桁違いの瞬発力を見せて差し切り勝ち。現３歳世代のデビュー戦の連勝記録を９に伸ばした。新馬戦は８戦８勝、未勝利戦は１戦１勝。