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◆ Topics

中山競馬で落馬の竹本騎手が死亡 デムーロ騎手、1カ月の短期免許取得
3連単馬券の競走回数、頭数制限緩和 鈴木伸調教師通算100勝
フォリー騎手が初勝利 中山グランドJの招待受諾外国馬
ダンシングキイ死亡 ドバイ遠征馬が帰国
坪憲章調教師通算300勝    
 
中山競馬で落馬の竹本騎手が死亡

 3月28日、中山競馬第5R障害未勝利戦でミツアキオペラオーに騎乗して落馬、頭部を強打して意識不明の状態となり、船橋市立医療センターで治療を受けていた竹本貴志騎手(美浦・古賀史厩舎所属)が4月2日午前1時12分、脳挫傷のため死亡した。20歳だった。中央競馬でレース中の騎手の落馬事故による死亡は、93年の岡潤一郎騎手以来、19人目。竹本家の通夜は4月5日(月)午後6時から、竹本家、日本中央競馬会、日本騎手クラブの合同葬(葬儀委員長は高橋政行日本中央競馬会理事長、葬儀副委員長は日本騎手クラブの岡部幸雄会長)は4月6日(火)正午から、美浦トレーニングセンター厚生会館本館で執り行われる。喪主は父の久男氏。
 竹本貴志騎手は広島県出身。02年JRA競馬学校を卒業し、04年3月1日付で騎手免許を取得。デビューは3月6日、中京競馬初日第1Rのシルクアンフィニ(15頭立て8着)。翌7日の中京競馬第9Rのナイキアカウント(6戦目)で初勝利を挙げていた。通算15戦1勝。
 高橋政行JRA理事長 関係者の祈りも空しく、竹本貴志騎手は亡くなりました。新人騎手の中で最初に中央競馬で勝利を挙げ、今後の活躍を大いに期待していただけに残念至極です。ここに謹んで哀悼の意を表します。日本中央競馬会としましては、今後ともより一層事故防止につとめてまいります。

3連単馬券の競走回数、頭数制限緩和

 JRAは1日、農水省令「競馬法施行規則」が4月1日付で改正されたのに伴い、馬番号三連勝単式勝馬投票法(3連単)の競走回数、頭数制限の緩和を発表した。従来、連勝単式(連単及び3連単)は1日の競走回数(12競走)の4分の3までとの制限があり、出走頭数が勝馬投票券発売開始時に17頭以上(3連複)、10頭以上(3連単)では発売できなかったが、今回の改正では、競走回数の制限が撤廃され、出走頭数も3連複は制限撤廃、3連単は16頭までなら発売が可能となっている。8月14日から始まる第1回札幌競馬での先行発売については、どの距離でも出走可能頭数が16頭以下のため制限にかかわる競走はない。なお、3連単の頭数制限については、農林水産大臣の承認を得た場合には17頭以上でも発売が可能。このため、JRAは1回札幌競馬の先行発売で大臣承認に必要な要件を満たす資料((1)この規制下で1開催以上の運用実績があること(2)この投票法導入による弊害がないこと(3)ファンの多くが制限解除を希望していること)を揃え、同開催終了後直ちに農林水産大臣あてに承認申請をする予定。

フォリー騎手が初勝利

 4日の中山競馬第5Rでサムソンホワイトが1着となり、トーマス・フォリー騎手(23歳、愛)は、JRA通算5戦目で来日初勝利を挙げた。
 フォリー騎手 最近出走機会に恵まれなかったので、絶対勝たせてあげようと思いました。馬主、調教師、ファンの皆様に感謝したいと思います。

ダンシングキイ死亡

 ダンスインザダーク、ダンスパートナー、桜花賞に出走するダンスインザムードなど、多くの活躍馬を送り出した名牝ダンシングキイ(21歳、米国産)が3月30日、死亡していたことが明らかとなった。同馬は米国時代を含めて14頭を出産。26日に生まれたアグネスタキオン産駒(牝馬)が最後の仔となる。

坪憲章調教師通算300勝

 4日の阪神競馬第10RマーガレットSでシゲルドントイケ(牡3歳)が1着となり、坪憲章調教師(52歳、栗東)が85年7月1日の厩舎開業以来3332戦目でJRA通算300勝を達成した。重賞勝利は12勝。
 坪憲師 赤木騎手騎乗のオープン特別で達成でき、非常にうれしく思います。ここまでこれたのも馬主、スタッフ、ファンの皆さんのお陰だと思います。

デムーロ騎手、1カ月の短期免許取得

 昨年、重賞3勝を含む35勝を挙げたイタリアのミルコ・デムーロ騎手(25歳)がJRAの1カ月の短期免許を取得した。有効期間は4月3日〜5月2日。身元引受は森秀行調教師(栗東)と馬主の吉田照哉氏。

鈴木伸調教師通算100勝

 4日の中山競馬第10Rでラヴァリージェニオが1着となり、鈴木伸尋調教師(44歳、美浦)は1123戦目でJRA通算100勝を達成した。重賞では1勝。チューニーで03年クイーンCを勝っている。
 鈴木伸師 順調に100勝をすることができましたが、これも馬主さんやスタッフのおかげと感謝しています。これも通過点ですので、これからも頑張っていきたいと思っています。

中山グランドJの招待受諾外国馬

 JRAは3月29日、中山グランドジャンプ(4月17日、中山、JG1、芝4250メートル)の外国招待馬を発表した。新たに招待を受諾したのは、オーウェイ(セン6歳、仏)とオリヴァーダンス(セン8歳、NZ)の2頭。英国のフラッグシップユベラルズとアイリスロイヤルは招待を辞退したため、今年の外国招待馬は既に発表済みのミスティーウェザー、ニコバリー、ネリエットと合わせて5頭となった。なお、オリヴァーダンスは4月6日午前6時に、オーウェイおよびネリエットは翌7日午前6時30分に成田到着予定。

ドバイ遠征馬が帰国

 ドバイワールドCに出走したアドマイヤドン(牡5歳、栗東・松田博厩舎)、リージェントブラフ(牡8歳、美浦・大久保洋厩舎)、サイレントディール(牡4歳、栗東・池江郎厩舎)、ゴールデンシャヒーンに出走したマイネルセレクト(牡5歳、栗東・中村厩舎)の4頭が3月30日午前、無事帰国し、千葉県白井のJRA競馬学校で入国検疫に入った。


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