ＪＲＡは13日、６月６日に行われる安田記念（東京、Ｇ１、芝1600ｍ）へ参戦を表明した外国馬を発表した。今回、出走が決まったのは米国のアイランドファッション（牝４歳）と香港のセルフフリット（セン６歳）の２頭。アイランドファッション（父はシーキングザゴールド直仔のペションヴィル）は03年の米Ｇ１アラバマＳ優勝馬。前走のＧ１アップルブロッサムＨでは４着に終わったが、前々走のＧ１サンタアニタＨでは牡馬相手に２着と好走している。セルフフリット（父はリファール系アルザオ直仔のシセラオ）は03年の香港Ｇ１、香港クラシックマイル勝ち馬。アイランドファッションは５月27日午前９時、セルフフリットは同日午後６時45分に成田到着の予定。　
　なお、選出馬のパーフェクトソウル、ファイヤブレイク、ピコセントラル、補欠馬のホーチョイは出走を辞退。ボウマンズクロッシングは現時点で出否未定となっている。

　15日の新潟競馬第11Ｒ邁進特別は、１着メイショウイッテキ（４番人気）、２着エバーワイルド（16番人気）、３着アフレタータ（14番人気）で決着がつき、３連複(4)-(10)-(16)の配当は155万5450円となった。これはＪＲＡ史上最高の払戻金。３連複560通り中526番人気で的中票数は158票だった。

　種牡馬ジェイドロバリーが15日午後３時頃、死亡した。17歳だった。同馬は今月３日に疝痛を起こし、社台ホースクリニックで診察を受けた結果、腸捻転と判明。同クリニックに入院していたが、15日になって急変、死亡したもの。
　また、初年度産駒が今年デビューのメジロブライトが16日午前８時30分、繋養先である北海道新冠町のビッグレッドファームで種付けを終えた後、死亡した。心臓発作を発症した模様。こちらは10歳だった。

　柴原央明騎手（20歳、栗東・田中章厩舎所属）は12日に騎手寮で転倒して右手を負傷し、右第４・第５中手手根関節脱臼骨折と診断された。約２カ月の通院加療を要する見込み。オークスで騎乗する予定だったフローラＳ２着のグローリアスデイズは岡部幸雄騎手が手綱を取る。

　米国３歳三冠レースの第２関門プリークネスＳ（ダート9.5ハロン）が５月15日、メリーランド州ピムリコ競馬場で行われ、無敗でケンタッキーダービーを制したスマーティジョーンズ（牡３歳）がS.エリオット騎手を背に２番手から抜け出して直線独走、２着のロックハードテンに11馬身１/２の大差をつけて８連勝で三冠に王手をかけた。三冠達成なら78年のアファームド以来。

　５月17日、船橋市の船橋競馬場で行われる「千葉サラブレッド・セール２歳トレーニングセール」に、韓国で唯一の競馬統括機関であるKRA韓国馬事会（会長朴昌正）が購買者として初めて参加する予定。来年４月から新設の釜山（プサン）競馬場で、競馬が行われる予定であり、その馬の調達の一環として同会が日本馬を購買するもの。同セールは千葉県両総馬匹農業協同組合の主催で行われ、調教を積まれたサラブレッド２歳馬34頭が上場される予定。同会は、４月20日に行われた九州トレーニングセールで、サラブレッドの２歳馬５頭を購入している。