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サニーブライアン引退、種牡馬に

 ダービーと皐月賞を制した昨年の最優秀4歳牡馬サニーブライアン(牡5歳、美浦・中尾銑厩舎)の引退が正式に決まり、20日にJRAから発表された。同馬は今年1月、左前屈腱炎を発症していることが判明。かなりの重症であることから現役復帰を断念、種牡馬入りすることになったもの。通算成績は10戦4勝。なお、皐月賞・ダービー二冠制覇は史上18頭目。繋養先は新冠のCBスタッドと決定、3月初旬に移動する予定。
 中尾銑師 これだけの成績を残した馬ですから引退は非常に残念。しかし、競走馬にとって致命的な屈腱炎では仕方がないかもしれません。彼が素晴らしい種牡馬となり、走る子たちを送り出してくれることを祈ります。

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グラスワンダー運動再開

 朝日杯3歳Sを快勝し、昨年の3歳牡馬チャンピオンとなったグラスワンダー(牡4歳、美浦・尾形厩舎)は、腰に疲れが出たために1週間ほど馬場入りを中止したが、21日からは運動を再開している。18日には笹針治療が施されたものの大したことはなく、今後に悪影響はない模様。復帰戦は当初の予定通り、4月26日のニュージーランドT4歳S(東京、芝1400メートル、GII)となりそうだ。

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アグネスワールド骨折

 昨年の函館3歳S(GIII)と全日本3歳優駿(川崎、統一GII)を制し、今年1月のシンザン記念でも2着したアグネスワールド(牡4歳、栗東・森厩舎)が左前球節剥離骨折を発症していたことが判明した。しばらく厩舎で経過をみてから放牧に出される予定。

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ロイヤルタッチ放牧

 ジャパンカップ(11着)後に針を施し、阪神競馬での復帰を目指して調整を進められていたロイヤルタッチ(牡6歳、栗東・伊藤雄厩舎)は右前深管を気にして調教ピッチを上げられなくなったため、19日に福島県のいわき温泉へ放牧に出された。

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トーヨーシアトル放牧

 昨年暮れの東京大賞典(大井)で初めてのGI制覇を遂げるなど昨秋から今年にかけて地方、中央のダート重賞で常に上位入線しているトーヨーシアトル(牡6歳、栗東・松永善厩舎)は裂蹄の症状がみられたため、20日、宮崎県の保養センターに放牧に出された。

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トーヨーシアトルのテレカプレゼント

 昨年の12月28日に大井競馬場で行われた東京大賞典(GI)を制覇したトーヨーシアトル(牡6歳、栗東・松永善厩舎)の優勝記念テレカ(2枚組)が、オーナーの(有)トーヨークラブからファン20名の方にプレゼントされます。ご希望の方はハガキで下記宛先まで。応募は1名1枚。応募者多数の場合は抽選。締め切りは2月28日(土)消印有効。
〒520−3047 滋賀県栗太郡栗東町手原2丁目6番6号
     ケイバブック編集局

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マーベラスサンデー引退

 2月15日午後、栗東トレセン診療所の検査で右前浅屈腱炎が判明したマーベラスサンデー(牡7歳、栗東・大沢厩舎)が20日付けでJRAの馬名登録を抹消された。同日の午前中に繋養先である北海道新冠町のCBスタッドへ向けて出発、今シーズンから種付けをスタートする。通算成績は15戦10勝。主な勝ち鞍は宝塚記念(GI)を含む重賞6勝。父サンデーサイレンス、母モミジダンサー、母の父ヴァイスリーガル。
 大沢師 2度の大けがに加え、腹痛で死にかけたこともあったほど。波瀾万丈の競走馬生活だったと思う。それを乗り越えて、これほどまで活躍してくれたのだから“本当にどうもありがとう”と言って送り出してやりたい。

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マイヨジョンヌも引退

 右前脚部不安のため、昨年5月の新潟大賞典優勝以降、戦列を離れて長期の休養に入っていたマイヨジョンヌ(牡8歳、美浦・畠山厩舎)がこのまま現役を退き、種牡馬入りすることになった。同馬はすでに、生まれ故郷であり、繋養先となる新冠の川上悦夫牧場に向けて出発している。同馬は通算39戦7勝、2着6回。

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キュンティア出走取消

 22日(日)の東京競馬第11RクイーンC(芝1600メートル、GIII)に出馬登録を行ったキュンティア(牝4歳、栗東・橋口厩舎)は、レース当日朝、感冒のために出走を取り消した。

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ミスタートウジンJRAの最高齢記録

 22日の東京第10R銀嶺Sには、1年7カ月ぶりの戦列復帰となるミスタートウジン(牡、栗東・福島信厩舎)が出走したが、同馬は今年13歳。この13歳での出走はJRAの最高齢出走記録となる。なお、昭和31年にはアリサトが13歳で出走したが、同馬はマル特馬といわれる地方馬で、頭数確保のため小倉のみに出走が認められた例外。JRA所属馬のこれまでの最高齢記録は、マルブツサーペン、キョウエイウオリアの11歳。

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各地で種牡馬展示会

 種付シーズンを目前に控え、馬産地では各地区で種牡馬展示会が開かれている。
 静内地区では16日、2カ所の種馬場で行われた。日本軽種馬協会静内種馬場では、昨年のジャパンカップ(GI)優勝馬ピルサドスキー(7歳、父ポリッシュプレセデント)が、レックス・スタッドではエイシンワシントン(8歳、父オジジアン)やトーヨーリファール(9歳、父リローンチ)、昨年の高松宮杯(GI)を勝ったシンコウキング(8歳、父フェアリーキング)などがお披露目された。
 17日は浦河地区。イーストスタッドで行われた展示会では、ワシントンカラーの父、ブラックタイアフェアー(13歳、父ミスワキ)とサンデーウェル(7歳、父サンデーサイレンス)に注目が集まった。
 19日に、社台スタリオンステーションで開かれた展示会では、サンデーサイレンスの後継種牡馬のバブルガムフェロー(6歳)、ジェニュイン(7歳)と、96年のダービー馬フサイチコンコルド(6歳、父カーリアン)、96年欧州年度代表馬エリシオ(6歳、父フェアリーキング)の新種牡馬計4頭が披露された。展示会にはエリシオの主戦ジョッキーだったO.ペリエ騎手も応援に駆け付け、吉田照哉社長の通訳のもと同馬のアピールに一役かった。
 各スタリオンとも1頭でも多く配合牝馬を集めようと種牡馬の売り込みに懸命、関係者の熱い視線が注がれていた。

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谷八師、田原騎手引退式

 2月28日付で定年引退する谷八郎調教師(75歳、栗東)、3月1日付で調教師に転身する田原成貴騎手(39歳、栗東)の引退式が22日(日)京都競馬の昼休み、ウイナーズサークルで行われた。
 谷八師の通算成績は7577戦651勝。GI級勝利はヒカルイマイの皐月賞、ダービー。田原騎手の通算成績は8648戦1112勝(重賞65勝、マヤノトップガンの菊花賞、宝塚記念、有馬記念などGI15勝)。数字は22日現在JRAでのもの。

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中山では28日に引退式

 勇退の決まった鈴木清調教師、定年で引退する石毛善衛、大久保勝之、二本柳一馬調教師の引退式は、中山競馬場のウイナーズサークルで28日昼、行われる予定。

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キョウトシチーがドバイへ

 3月28日にドバイのナドアルシバ競馬場で行われる「第3回ドバイワールドカップ」(ダート2000メートル)の招待馬に日本代表としてキョウトシチー(牡8歳、栗東・中尾謙厩舎)が正式に決定した。17日に関係者が招待を受諾、参加意志を表明した。鞍上は松永幹騎手。

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ツクバシンフォニー回避

 ツクバシンフォニー(牡6歳、美浦・伊藤正厩舎)は、4月19日の香港国際競走98クイーン・エリザベスII世Cへの登録を取り下げた。これにより、同レースに登録した日本馬はローゼンカバリー(牡6歳、美浦・鈴木康厩舎)1頭となった。

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“流星の貴公子”夭折から20年
      −永遠のテンポイント


 プラザエクウス渋谷では、テンポイントを特集する「“流星の貴公子”夭折から20年−永遠のテンポイント」を開催します。
 “流星の貴公子”としてファンに親しまれ、トウショウボーイ・グリーングラスとともに競馬の一時代を築いたテンポイント。夭折から20年たつ今日も彼の物語は色褪せることがありません。そんなテンポイントの蹄跡を展示と映像で振り返ります。
 また、テンポイントをテーマとした’98プラザエクウスカルチャートークの第1回も、あわせて開催します。競馬実況でおなじみの杉本清氏をゲストに迎え、テンポイントへの思いを語っていただきます。
展示タイトル:“流星の貴公子”
夭折から20年−永遠のテンポイント
会期:平成10年2月25日(水)〜3月9日(月)
11:00〜19:30 火曜休館

タイトル:’98プラザエクウス
カルチャートーク〈第1回〉
テーマ:『競馬のロマン
−永遠のテンポイント』
ゲスト:杉本清
司会:鈴木淑子
開催日時:2月27日(金)
18:00〜19:00(先着200名)

会場:プラザエクウス渋谷
(東京都渋谷区宇田川町31−2 渋谷BEAM2F)
入場料:無料
問い合わせ:03-5458-4331

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