編集員通信


“夏季競馬になりクラス替えの損得”

 春季競馬を関西地区で言えば1回京都から3回阪神(1/5〜7/11)まで。それが終わると夏季競馬が始まる。6月12日の函館から3回新潟まで、関西では7月17日から9月5日の小倉2開催。函館と並行した東京、福島や、中京、阪神はあっても、それは夏季競馬とは言わない。夏季競馬で3歳馬がデビューして来るのに伴い、収得賞金によるクラス分けの基準も、5歳から4歳へと変更される。このクラス編成変えで“降級”と言う厩舎サイドのコメントや、マスコミの表現をしばしば見聞する。5歳馬が旧900万以下から新500万以下クラスになることが、果たして本当に有利なのかどうか。有利なこともあるし、不利になることもある。又、全く変わらないケースもある。クラスの移動を表にしてみると下記の通りだ。

 競走条件表

 

4歳 5歳以上   6歳以上
500万円以下 500万円以下 1000万円以下
1000万円以下 1000万円以下
−− 900万円以下 1800万円以下
900万円以下 1800万円以下 1800万円以下

−−

1600万円以下 3200万円以下
1600万円以下 3200万円以下 3200万円以下


 まず、不利のはっきりしているのは、旧5歳500万円以下、6歳以上1000万円以下の馬。新クラスになると旧5歳1000万円以下、つまり、ひとランク上の馬のクラスへ移されるのだ。格下げではなくて、明らかに格上げ。旧900万円以下のクラスだった6歳以上の場合は、以下同じでひとクラス上の相手との対戦になる。これを逆に言うと、5歳900万円以下は、その分だけ多少でも楽になる勘定。真の意味の“降級”で、条件有利になるのは5歳馬の、収得賞金1601万円〜1800万円以下の馬。これは旧オープンから新900万円以下クラスに降級される。5歳1801万円〜3200万円以下は、旧オープンから新1600万円以下クラスへの降級。旧900万円以下クラスから新500万円以下クラスへの移動は実際はそのままで変わりない。格にこだわる時は、そのへんを慎重に、取り違えのないようにしたい。
編集局長 坂本日出男

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