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馬券は手法不問取った者勝ち

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◆馬券は手法不問取った者勝ち

 いよいよ馬番連勝単式、馬番3連勝複式馬券を手軽に買える夏競馬本番を迎えた。“今までより劇的な週末をお過ごしください”とJRAもサラッとした文句で宣伝活動している。夢駆ける新馬券というのも決して誇張した言い回しではない。

 よく聞かれることなのだが、新馬券が発売されてどんな対策を立てられているか? と。買い方としては1〜2着の着順通りと着順不問とでは違いがある。けれども、予想というのは勝ち馬を的中させることを第一義としている。◎○▲等の記号も、勝てる可能性の高そうな順に並べているもので、▲を単穴、△を複穴と称していたのはひと昔前に枠番連勝単式があった名残り。40数年ぶりに往時へ逆戻りしたわけだが、予想の印を打つにあたっての姿勢というか、基本的な考え方は不変。競馬は文久2年(1862年)横浜レースクラブが組織され、居留外人により日本初の洋式競馬が開催されて以来、10頭出走すれば1着から10着まで、時に同着があったりしても着順が決定される。これは今も昔も、洋の東西を問わず一緒。当たり前の話。

 ただ、馬券だけはいろいろの決め事があり、買い方を変えなければならない。高額馬券が世間にいいはやし伝えられている。配当の多寡は的中の多少によって決まるもので、高額になればなるほど的中数は少ないわけだし、2頭を選ぶだけの連勝複式でさえ難儀しているのだから、簡単なはずがない。結局は投資と回収の収支計算をしながら、当分の間めいめいが自分の買い方を模索して行くしかない。競馬と関係のないところから数字を持ち出してきて買ったとしても誰も文句はいわない。買い方については何でもありの世界、要は当たった者の勝ち。悔いのないよう大いに楽しんで下さい。


編集局長 坂本日出男


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