コーナーTOP
CONTENTS
PHOTOパドック
ニュースぷらざ

1週間分の競馬ニュースをピックアップ

編集員通信
競馬ブック編集員が気になる事柄にコメント
京都競馬場限定ファンクラブ

Back Number
成績の見方
調教の見方





 

◆京都競馬場限定ファンクラブ

 週刊ケイバブックのお知らせのコーナーでも度々紹介している「京都競馬場ファンクラブ」会員募集の件について、担当者の中舘純一総務課副長にうかがった。

 入会手続きは至って簡単、ビッグスワン1階の「ファンクラブルーム」で申込書に所定の要項を記入すればそれで提出OK。いろいろ特典があって、ペアで来賓席招待(含むG1)あたりは美味しいところ。マニアックツアーもJRAの企画ならではのもの。馬場内ツアーだと、池の浮島まで船で移動、内側から競馬観戦する。スタートツアーはスタート地点で実戦を見学する。ゲート入りから発馬までの騎手及び関係者の緊迫した様子を直に肌で感じ取ってもらえるはず。スタンド前からのスタートでたまにそうした場面に立会えることはあっても、馬場内に入り間近で見るとまた別の緊張と興奮を味わえる。パトロールタワーに上って正面からレースを見ればきっと新しい発見があるだろう。まっすぐ走らせることの難しさや、絶えずどこかで馬同士がぶつかり合い走っていることを知れば、落馬事故と背中合わせの中で鎬を削っている騎手の危険な世界を正味のところ実感するに違いない。レースで使用したゼッケンや、レース、馬の写真のパネル、レーシングプログラムに騎手のサインを入れた物等が抽選でプレゼントされる。年会費とか入会金が不要なのも結構なことだ。

 ただし、これはあくまでも京都競馬場限定の会であり、阪神や中京など他場との関連性はない。同じJRAであっても、各場によって必ずしも同一ではなく、別個でファンサービスを実施しているのが実状。そのことについて他場が口出しして妨げることはない。それはそれで構わないが、折角の好企画だけに、特定の競馬場だけにとどまらず、輪を広げて行って欲しい。ファンの立場に立てば、全場共通して受けられるサービスだけに、このままで終わらせるにはもったいなさ過ぎる。


編集局長 坂本日出男


copyright (C)NEC Interchannel,Ltd./ケイバブック1997-2002