５月11日に東京競馬場で行なわれるＮＨＫマイルＣ（Ｇ１、芝1600ｍ）に出走予定だったシルクブラボー（牡３歳、栗東・松元茂厩舎）は追い切りの動きが芳しくなく体調が万全でないため、同レースを自重することになった。５月７日に天栄ホースパークに放牧に出される。同馬は昨年夏から秋にかけて新馬戦、カンナＳ、デイリー杯２歳Ｓを３連勝。今年緒戦のマーガレットＳでは58キロを背負いながら４着に入り、ＮＨＫマイルＣの有力候補と目されていた。

松元茂師　ひと月もすれば調教を始められそうなので、夏競馬には間に合うのではないでしょうか。秋はマイルＣＳに目標を置いて調整していきます。

　５月３日に米国ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場で行なわれた第129回ケンタッキーダービーは、好位を進んで直線で先頭に立った単勝12.8倍の伏兵ファニーサイド（ホセ・サントス騎乗）が優勝。ニューヨーク産馬として史上初、セン馬としては74年ぶりのケンタッキーダービー制覇となった。１番人気のエンパイアメーカーは１ 3/4馬身差２着に終わった。

　４日の東京競馬第10Ｒでチョウカイリョウガに騎乗した江田照男騎手（31歳、美浦・フリー）は１着となり、6185戦目でＪＲＡ通算500勝を達成した。天皇賞・秋、スプリンターズＳなど重賞では20勝。

江田照騎手　開き直って乗ったのがいい結果につながったのかも知れませんね。これからももっと結果が出せるよう頑張っていきたいと思っています。応援よろしくお願いします。

　５月４日の東京競馬第８Ｒで１着となった武幸四郎騎手（24歳、栗東・フリー）が97年３月１日の初騎乗以来3589戦目でＪＲＡ通算300勝を達成した。重賞は秋華賞（Ｇ１）を含む12勝。

武幸騎手　（300勝までは）長くもあり、短くもありという感じです。兄（武豊騎手）は自分にとっては雲の上の存在なので追いつくなんてとんでもないですが、頑張っていきたいです。

　４日の東京競馬第２Ｒでダミアン・オリヴァー騎手（30歳、フリー）はアポロバラードに騎乗して１着となり、ＪＲＡ通算38戦目で来日初勝利を挙げた。

オリヴァー騎手　日本で初勝利を挙げることができて、大変嬉しいです。馬の手応えはとても良かったのですが、東京の直線はとても長く感じました。これからもたくさん勝てるように頑張ります。

　３日の東京競馬第５Ｒで鈴木寿騎手（40歳、美浦・フリー）はメジロシュナイダーに騎乗して１着となり、現役98人目となるＪＲＡ通算100勝を達成した（平地78勝、障害22勝）。1547戦目。主な勝ち鞍は中山記念（89年、コーセイ）。

鈴木寿騎手　お世話になっている尾形先生の馬で100勝を達成でき、たいへん嬉しいです。更に上を目指して、これからも頑張りたいと思います。

　平成15年５月10日（土）、京都競馬場でアグネスフライトの引退式を下記のとおり行ないます。

日時　平成15年５月10日（土）　お昼休み