５月31日の東京競馬第８Ｒでメジロマントルが１着となり、同馬を管理する大久保洋吉調教師（58歳、美浦）は、史上66人目、現役では７人目となるＪＲＡ通算600勝を達成した。5444戦目。ＪＲＡ重賞では29勝。主な勝ち鞍は、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯（２回）、阪神３歳牝馬Ｓ（以上メジロドーベル）、高松宮記念（ショウナンカンプ）、中山グランドジャンプ（メジロファラオ）、大阪杯（サイレントハンター）、フェブラリーＨ（ラシアンゴールド）、阪神大賞典（メジロボアール）。

大久保洋師　これもひとつひとつの積み重ねの結果ですが、厩舎スタッフが一丸となって、いい雰囲気の中で仕事をしているので、早く達成できたのではないでしょうか。これからも１勝ずつ勝ち星を重ねていきたいと思います。

　６月１日の中京競馬第６Ｒでフウレイカに騎乗して１着となり、今年５勝目をマークした松田大作騎手（24歳、栗東・フリー）がＪＲＡ通算100勝を達成した。97年３月１日のデビュー戦以来2013戦目。

松田騎手　あと１勝となりながらなかなか勝てず、やきもきしていたのでホッとしてます。これを機会に、どんどん勝っていきたいと思います。

　５月31日、ダービーでラントゥザフリーズに騎乗するため新幹線で東京に向かった藤田伸二騎手（32歳、栗東・フリー）が車内で過換気症候群を発症し、小田原市内の病院に搬送されていたことが明らかとなった。大事には至らず、翌１日の東京競馬では予定どおり騎乗したが、最終レースのみ乗り替わった。

藤田騎手　医師から問題ないと診断され、体調はすっかり元どおりになりました。皆様に大変ご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。本日の東京競馬での騎乗は全力を尽くして頑張ります。

　イタリア所属のミルコ・デムーロ騎手（24歳）がネオユニヴァースとのコンビで日本ダービーに参戦するため、ＪＲＡの短期免許を取得した。期間は５月31日〜６月30日の１カ月間。身元引受調教師は森秀行師。身元引受馬主は吉田照哉氏。

　オーストラリアのダミアン・オリヴァー騎手（30歳）が、平成15年５月27日から同６月26日まで有効の短期騎手免許を取得した。身元引受人は前回と同じ勢司和浩調教師と吉田勝己氏。

　ロードクロノス（牡８歳、美浦・藤沢和厩舎）が、５月29日付で競走馬登録を抹消され、現役引退が決まった。今後は茨城県の小野瀬ファームで乗馬になる。通算成績は30戦８勝。01年の中京記念でＧ３勝ちした。

　02年ラジオたんぱ賞Ｇ３に優勝したカッツミー（牡４歳、美浦・南田厩舎）が、５月28日付で競走馬登録を抹消された。通算成績は12戦３勝（うち地方２戦１勝）。今後は福島県の持舘ファームで乗馬となる。

　北海道２歳優駿に勝ち、全日本２歳優駿でも３着と好走して02年ＮＡＲ２歳最優秀馬に選出されたブラックミラージュ（牡３歳、父グランドオペラ、母イーニースルー）が、公営船橋の川島正行厩舎から中央の二ノ宮敬宇厩舎に転厩した。同馬は５月29日、美浦トレセンで検疫を受けた後、下総トレーニングセンターへ放牧に出されている。しばらく様子をみてからローテーションが組まれる。