海外通算100勝にあと１つと迫る武豊騎手（35歳、栗東・フリー）が７日、英国、愛国選抜チームと世界選抜チームが６レース制でポイントを競うシャーガーカップ（英アスコット競馬場）に参戦、５鞍に騎乗した。武騎手、Ｌ.デットーリー騎手が所属する世界選抜チームの優勝で幕を閉じたが、武騎手自身の成績は第３ＲシャーガーＣマイルの２着（ヴォーテックスに騎乗、10頭立て）が最高。残る４鞍は６着、３着、９着、７着に終わり、海外通算100勝はおあずけとなった。武騎手は８日、仏ドーヴィル競馬場に舞台を移してモーリスドギ−ス賞（Ｇ１、直線芝1300ｍ）でシーキングザダイヤに騎乗する。
　武豊騎手　楽しかったです。もうちょっとだったけど、そう簡単には勝てないですね。でも、いい経験になりました。明日、フランスで頑張ります。　

　仏遠征中の横山典弘騎手（36歳、フリー）は５日、ドーヴィル市のクレールフォンテーヌ競馬場第４Ｒリズロン賞でザナシン（59キロ）に騎乗したが、12頭立ての８着に終わった。

　８日の新潟競馬第10Ｒで公営名古屋競馬に所属している吉田稔騎手（35歳）はラブグレースに騎乗して１着となり、今年のＪＲＡ20勝目を記録した。同騎手は昨年も20勝を突破しており（22勝）、これで来年度のＪＲＡ騎手免許１次試験免除の資格を得たことになる。

　８日の小倉競馬第２Ｒ３歳未勝利戦でリュウヨウ（牝３歳）が後続に７馬身差をつけて逃げ切り勝ちを収め、大橋勇樹調教師（43歳、栗東）が３月１日の厩舎開業以来46戦目にしてＪＲＡ初勝利を飾った。大橋師は６月２日の笠松競馬、８月４日の園田競馬で勝利を挙げており、地方を含めると３勝目となる。
　大橋師　やっと勝てて、今は素直にうれしく思います。先輩方に追いつけ追い越せの姿勢を忘れず努力して、この勝利をキッカケに勝ち鞍を伸ばせるように頑張っていきます。

　名義貸し問題で３カ月の調教停止処分を受けた土田稔調教師（美浦）の馬房数が、現在の20から18に変更されることが６日、ＪＲＡから発表になった。変更理由は、競馬の公正確保について業務上の注意義務を怠ったためとされている。土田師は処分明けとなる10月29日から18馬房で再スタートを切る。

　フリーの藤原英幸騎手（34歳）が８月１日付で美浦の菊川正達厩舎所属に変更となった。

　南関東の船橋、川崎、浦和３場は４日、集中豪雨で被害を受けた新潟県三条市に30万円の見舞金を送った。