平成15年度の調教師・騎手免許試験の合格者が13日、ＪＲＡより発表された。新規調教師は2000勝ジョッキーの河内騎手を含む３名。笠松に所属しながらＪＲＡで通算190勝を挙げた安藤勝己騎手が騎手試験に合格し、新規騎手は計11名となった。加藤士津八君は加藤和宏騎手(美浦)の長男。南田雅昭君は南田美知雄調教師(美浦)の二男。

◆新規調教師免許試験合格者
池江　泰寿（34歳、栗東）
河内　洋（47歳、栗東）
宮本　博（39歳、栗東）

◆新規騎手免許試験合格者
安藤　勝己（42歳、所属未定）
石橋　脩（18歳、美浦）
加藤　士津八（18歳、美浦）
北村　浩平（19歳、栗東）
佐久間　寛志（18歳、栗東）
生野　賢一（18歳、栗東）
鈴木　慶太（19歳、美浦）
高井　彰大（18歳、栗東）
長谷川　浩大（19歳、栗東）
松岡　正海（18歳、美浦）
南田　雅昭（18歳、美浦）
〈敬称略〉

　２月28日付で栗東の坂田正行、美浦の飯塚好次、黒坂洋基、諏訪富三、森安弘昭調教師が定年を迎え、現役を引退することになった。騎手では更新申請を行なわなかった松本達也、今井規和、原田聖二騎手、更新申請を取り下げた岸滋彦騎手の現役引退が決まっており、４人とも調教助手に転向予定。

　昨年の日経新春杯の勝ち馬トップコマンダー（牡６歳、栗東・崎山厩舎）が４月12日にオーストラリアのローズヒル・ガーデンズ競馬場で行なわれる「ＴＨＥ ＢＭＷ2003」（３歳以上、Ｇ１、右回り芝2400ｍ、賞金総額は約１億4000万円およびトロフィー）に登録した。

　中山ダート1800ｍで新馬、特別を連勝中のスシトレイン（牡３歳、美浦・二ノ宮厩舎）の米国遠征が正式に決まり、二ノ宮調教師から発表された。

　同馬は今週23日のヒヤシンスＳに出走後、３月３日に美浦の検疫厩舎に入厩。同４日から９日まで検疫を受けた後、10日に成田を出発し、シカゴ経由でケンタッキー州入りする。検疫はレキシントン競馬場で行ない、３月下旬からキーンランド競馬場で本格的な調教を開始する予定。ステップレースなどは未定だが、６月７日（土）に行なわれる米三冠レース最終のベルモントＳ（ベルモント競馬場、米Ｇ１、ダート12ハロン）出走を目指す。なお、鞍上には米国騎手を配する予定で、現在交渉中。

　２月11日(火・祝)に栗東芸術文化会館さきらで行なわれた「新世紀の扉を開きし使者たち」スペシャルトークショー＆チャリティオークションは、雨にもかかわらず集まった400名を超えるファンを前に、司会の旭堂南太平洋氏の進行によって、アグネスタキオンとクロフネのレース映像を交じえながら、長浜博之調教師、松田國英調教師、河内洋騎手らによって、感動あり笑いあり、当時の様々なエピソードが熱く語られた。またチャリティオークションでは、アグネスタキオン(河内騎手)、クロフネ(武豊騎手)のサイン入り勝負服など貴重な品々が出品された。なお、今回チャリティで集まった282,000円と募金はすべて栗東市の福祉施設に寄付される予定。

　昨年の秋華賞２着馬サクラヴィクトリア（牝４歳、美浦・伊藤圭厩舎）が２月14日付けでＪＲＡ馬名登録を抹消され、引退が決まった。今後は生まれ故郷の静内の新和牧場で繁殖入りする。通算成績は９戦３勝（うち地方１戦１勝）。交流Ｇ３関東オークスで重賞勝ちした。

　16日の中山競馬で、10万馬券２本を含む、１日１場当たりの万馬券本数記録を更新する計24本の万馬券が飛び出した。従来は今年１月６日中山競馬の23本がＪＲＡの最高だった。

　ドバイワールドＣ（３月29日、ナドアルシバ競馬場、Ｇ１、ダート2000ｍ）に選出されていたイーグルカフェ（牡６歳、美浦・小島太厩舎）が、同競走招待を辞退することになった。小島太師が15日に明らかにしたもの。