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厳寒期のトレセン






 


◆ Topics

JRAが調教師、騎手を顕彰 テイエムサンデー種牡馬に
中山グランドJのオセアニア選出馬 スイープトウショウら3頭が転厩
美浦の坂路延長へ 黒岩騎手、骨盤骨折
 
JRAが調教師、騎手を顕彰

 JRAは19日、日本中央競馬会創立50周年記念事業の一環として「調教師・騎手の顕彰」を発表した。中央競馬の発展に多大な貢献のあった調教師、騎手に対し、その功績をたたえ、顕彰して名を後世に伝えていくため。調教師は7名。騎手は3名。
〔調教師〕
 尾形藤吉氏(1892年3月2日生まれ、1981年逝去)日本ダービー8勝を含み、8大競走39勝。中央競馬の調教師歴代1位となる通算1670勝を挙げた。年間最多勝利調教師は計12回。
 松山吉三郎氏(1917年2月2日生まれ、86歳)中央競馬調教師歴代2位の1358勝。日本ダービー2勝を含み、8大競走10勝。
 藤本冨良氏(1907年12月18日生まれ、1994年逝去)中央競馬調教師歴代3位の1339勝。日本ダービー3勝を含み、8大競走14勝。
 武田文吾氏(1907年2月19日生まれ、1986年逝去)中央競馬調教師歴代4位の1277勝。1964年、シンザンで三冠を達成。8大競走11勝を挙げた。
 稲葉幸夫氏(1908年9月4日生まれ、2001年逝去)通算1133勝。タケホープのダービー、菊花賞をはじめ、8大競走13勝。
 二本柳俊夫氏(1920年9月8日生まれ、83歳)通算1043勝。アンバーシャダイの天皇賞・春、有馬記念など8大競走10勝。
 久保田金造氏(1916年1月25日生まれ、1991年逝去)通算1000勝。ニッポーテイオーの天皇賞・秋など8大競走10勝。
〔騎手〕
 野平祐二氏(1928年3月20日生まれ、2001年逝去)通算1339勝を挙げ、年間最多勝を2回記録。8大競走で7勝を挙げた。 
保田隆芳氏(1920年3月18日生まれ、83歳)通算1295勝。年間最多勝を3回記録。8大競走で22勝を挙げた。
 福永洋一氏(1948年12月18日生まれ、55歳)通算983勝。1970年〜78年、9年連続で年間最多勝を記録。8大競走は6勝。

中山グランドJのオセアニア選出馬

 JRAは23日、15日に予備登録を締め切った中山グランドジャンプ(4月17日、中山、JG1、芝4250m)のオセアニアおよびアメリカの選出馬を発表した。選出されたのは02年中山GJ優勝馬セントスティーヴン(セン10歳、豪)のほか、ミスティーウェザー(セン7歳、豪)、ニコバリー(セン7歳、NZ)の3頭。アメリカからの予備登録はなかった。なお、英仏愛の予備登録締め切りは2月12日。

美浦の坂路延長へ

 JRAは19日、六本木事務所で行われた本年度第1回関東定例記者会見において、美浦トレセンの坂路コース延長工事を発表した。説明によると、南Dコースの3〜4角外側約10mを削って改造し、坂路馬場平坦部を400m延長するもの。高低差は従来と同じだが、全長では栗東坂路の1085mを超える1200mとなる予定だ。この工事により、栗東同様4ハロンからの計時が可能となる。また、帰り馬道を坂路馬場の外側に新設することも明らかになった。この延長工事は美浦在厩馬の少なくなる夏のローカル時期にあわせて実施し、11月末の完成を目指す。

テイエムサンデー種牡馬に

 03年のシルクロードS(G3)を制するなど短距離戦で活躍したテイエムサンデー(牡8歳、栗東・福島勝厩舎)は23日付でJRAの競走馬登録を抹消された。通算成績は38戦8勝。今後は門別町の日高軽種馬農協門別種馬場で種牡馬入りする予定。

スイープトウショウら3頭が転厩

 昨年のファンタジーS(G3)の勝ち馬で、今年緒戦の紅梅Sで3勝目を挙げたスイープトウショウ(牝3歳)が23日付で栗東・渡辺厩舎から栗東・鶴留厩舎に転厩した。渡辺栄調教師(70歳)が2月いっぱいで定年となるため。トウショウラッシュ(牡7歳)、トウショウノア(牡9歳)も同様に転厩している。

黒岩騎手、骨盤骨折

 25日(土)の京都競馬第5Rの障害戦で落馬負傷した黒岩悠騎手(20歳、栗東・吉岡厩舎所属)は骨盤輪骨折を発症していることが明らかとなった。2カ月の加療と診断された。


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