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達ちゃん






 


◆ Topics

藤沢和調教師が10回目の全国首位 騎手の所属変更
松山調教師JRA通算800勝達成 原料に禁止薬物
日本産馬が米G3優勝 トウカイパルサー、門別競馬場に転厩
外国馬の登録なし 小島太調教師200勝
藤井、亀山、藤原騎手が調教助手に 石橋守騎手通算400勝
    鹿戸幸調教師、JRA通算400勝
 
藤沢和調教師が10回目の全国首位

  2004年度のリーディングトレーナーには60勝をマークした藤沢和雄調教師(53歳、美浦)がトップの座に輝いた。藤沢和調教師の全国首位はこれで10回目。また、年間60勝達成は01年(68勝)、03年(63勝)に続いて3度目となる。西では、48勝を挙げた音無秀孝調教師(50歳、栗東)が初の関西リーディング首位となった。
  一方、リーディングジョッキー部門では、武豊騎手(35歳、栗東・フリー)が218勝で全国首位となった。武豊騎手の全国首位はこれで14回目となる。関東リーディング首位は、146勝を挙げた柴田善臣騎手(38歳、美浦・フリー)に決まった。柴田善騎手の関東リーディングトップは3年連続3回目となる(数字は12月26日終了時点、地方交流含む)。

松山調教師JRA通算800勝達成

 26日の中京競馬第12R尾張特別でカフェムーン(牡6歳)が1着となり、同馬を管理する松山康久調教師(61歳、美浦)が76年3月6日の初出走(2回中京7日目第9Rラスティー・3着)以来、5434戦目でJRA通算800勝を達成した。史上25人目、現役では伊藤雄二調教師(栗東)に次いで2人目。松山師は83年に最優秀調教師賞を、94年にはJRA賞(最多勝利調教師)を受賞。重賞勝利は35勝(うちG1級8勝)。83年にはミスターシービーでクラシック三冠を制している。
 
松山師 オーナーや厩舎スタッフなど周りの皆様のおかげでここまでくることができました。いい調子できてますが、まだまだこれからも頑張ります。

日本産馬が米G3優勝

 米国に移籍していた日本産のフェスティバル(牝6歳)が20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外にあるハリウッドパーク競馬場で行われたG3ダリアHで優勝し、米国移籍後初勝利を重賞で飾った。アサティス産駒となる同馬は北海道静内のグランド牧場生産馬で、北海道2歳優駿の勝ち馬。

外国馬の登録なし

 JRAは12月22日、根岸S、東京新聞杯、京都牝馬S、白富士Sについて予備登録を締め切ったが、いずれのレースにも外国馬の予備登録はなかったことを明らかにした。

藤井、亀山、藤原騎手が調教助手に

 藤井正輝騎手(29歳、栗東・フリー)が12月20日付で、亀山泰延騎手(29歳、美浦・フリー)と藤原英幸騎手(34歳、美浦・菊川厩舎所属)は12月31日付で騎手引退が決まった。藤井騎手は鹿戸幸厩舎(栗東)で、また亀山騎手は岩戸厩舎(美浦)、藤原騎手は菊川厩舎(美浦)で調教助手となる予定。

騎手の所属変更

 栗東の境直行厩舎所属の小坂忠士騎手(21歳)が、12月20日付けでフリーとなった。

原料に禁止薬物

 競走馬飼料添加物である「軽種馬用総合栄養ミネラル塩」から禁止薬物であるカフェインとテオブロミンが検出された問題で、同製品の製造元である日本全薬工業(本社・福島県郡山市)が12月22日、原料に禁止薬物が含まれていたことを明らかにした。禁止薬物が含まれていたのは、中南米原産のカカオ豆の種皮など5種類の天然素材で作られている「糖蜜粉末」。このミネラル塩が、JRAと地方競馬の一部厩舎に納入されていたことが判明した10日には大井競馬が開催を中止したほか、JRAでも出走予定馬に対する薬物検査が実施されていた。

トウカイパルサー、門別競馬場に転厩

 02年の愛知杯(G3)に優勝したトウカイパルサー(牡9歳、栗東・松元茂厩舎)は23日付でJRAの競走馬登録を抹消された。通算成績は40戦6勝。今後は門別競馬場に転厩する。

小島太調教師200勝

 26日の中山競馬第3Rでニューヨークカフェが1着となり、同馬を管理している小島太調教師(57歳、美浦)はJRA通算200勝を達成した。2062戦目。重賞では13勝。G1ではNHKマイルC、JCダート(ともにイーグルカフェ)、菊花賞、有馬記念、天皇賞・春(以上マンハッタンカフェ)と5勝。
 
小島太師 思ったより早目に達成できました。これもオーナーの方々をはじめ、牧場やスタッフ、そしてファンの皆様のおかげです。これをステップに更に上を目指していきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

石橋守騎手通算400勝

 26日の阪神競馬第2Rでアグネスハットに騎乗して1着となり、今年19勝目を挙げた石橋守騎手(38歳、栗東・フリー)が85年3月3日の初騎乗以来、7290戦目にしてJRA通算400勝を達成した。現役29人目。初勝利はデビュー戦のカンキョウツバメ(1回阪神4日目第2R)。JRA重賞勝利は92年高松宮杯(G2、ミスタースペイン)、95年フェブラリーS(G2、ライブリマウント)など8勝。
 
石橋守騎手 400勝を達成できて素直にうれしいです。今年中に達成できたのは良かったです。一戦一戦頑張りますので、応援宜しくお願いします。

鹿戸幸調教師、JRA通算400勝

 26日の中京競馬第2Rに出走したキタサンラブソング(牝3歳)が1着となり、今年13勝目をマークした鹿戸幸治調教師(67歳、栗東)が78年3月1日の厩舎開業以来、5579戦目にしてJRA通算400勝を達成した。JRA重賞勝利はスギノハヤカゼによる96年アーリントンC(G3)、同年スワンS、97年CBC賞(G2)など9勝。
 
鹿戸幸師 実は今週達成できそうな予感があり、騎手時代から相性の良かった中京で達成することができました。定年まであと3年、これからも1鞍1鞍悔いのないように頑張ります。


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