12日の京都競馬第１Ｒで藤田伸二騎手（32歳、栗東・フリー）がランタナに騎乗して１着となり、91年３月２日の初騎乗以来8662戦目でＪＲＡ通算1100勝を達成した。これは中央競馬史上17人目、現役では７人目。重賞勝利は96年の日本ダービー（フサイチコンコルド）、97年の有馬記念（シルクジャスティス）などＧ１８勝を含む61勝。
　 藤田騎手　昨年1000勝達成でひと区切りつきホッとしていましたが、ゼロからの再スタートという気持ちで臨んでいたので、こんなに早くプラス100勝できて非常に嬉しいです。今年は是非Ｇ１勝利を挙げられるよう、また１年間ケガなく騎乗できるよう頑張りたいです。

　12日の京都競馬第８Ｒ淀ジャンプＳで熊沢重文騎手（37歳、栗東・フリー）がＪＲＡ通算10,000回騎乗を達成した。初騎乗は86年３月２日。これは中央競馬史上14人目、現役では８人目。
　 熊沢騎手　これまでの達成人数を見ても、とても価値のある記録だと思います。障害・平地問わず騎乗しつづけたのがこの結果に結びついたと思います。様々な方の協力がなければ達成できない記録だと思いますので、大変感謝しています。

　ＪＲＡは10日、３月20日に阪神競馬場で行われる阪神大賞典（Ｇ２、芝3000ｍ）への外国馬の登録はなかったと発表した。

　03年の中山グランドＪ（ＪＧ１）を制するなど、障害戦で５勝を挙げる活躍をしたビッグテースト（牡７歳、栗東・中尾正厩舎）が10日付でＪＲＡの競走馬登録を抹消された。ＪＲＡ通算成績は25戦６勝。栗東ホースクラブで乗馬となる予定。

　小倉大賞典（Ｇ３）で２着入線したセフティーエンペラ（セン６歳、栗東・小野厩舎）は３月６日の中京記念（中京、Ｇ３、芝2000ｍ）に向けて調整中。

　３月26日にアラブ首長国連邦（ドバイ）のナドアルシバ競馬場で行われるドバイワールドカップ諸競走に選出された日本馬が７日、ＪＲＡから発表された。諸競走の選出馬は次の通りだが、現時点で招待受諾を表明しているのはアジュディミツオー、テレグノシス、マイネルセレクトの３頭。なお、ゴドルフィンマイル（Ｇ２、ダート1600ｍ）に選出されていたダイワエルシエーロ、ローエングリンはともに招待を辞退している。
◆ドバイワールドＣ（Ｇ１、ダート2000ｍ）タイムパラドックス（牡７歳、栗東・松田博厩舎）、ユートピア（牡５歳、栗東・橋口厩舎）、アジュディミツオー（牡４歳、船橋・川島厩舎）
◆ドバイデューティフリー（Ｇ１、芝1777ｍ）テレグノシス（牡６歳、美浦・杉浦厩舎）
◆ドバイゴールデンシャヒーン（Ｇ１、ダート1200ｍ）マイネルセレクト（牡６歳、栗東・中村厩舎）

　ドバイＷＣ諸競走のひとつ、ゴドルフィンマイル（Ｇ２、ダート1600ｍ）に、カフェオリンポス（牡４歳、美浦・松山厩舎）が追加登録を行った。なお、第１次追加登録締切日は２月16日、第２次追加登録締切日は３月５日、第３次追加登録締切日は３月21日となっている。

　クラフトワーク（牡５歳、美浦・後藤厩舎）は今後、５月15日にシンガポールのクランジ競馬場で行われるシンガポール航空国際Ｃ（Ｇ１、芝2000ｍ）を目標に調整される予定。

　故田所祐氏の所有していた29頭すべてが、２月９日付で田所英子氏に所有権移転された。なお、田所英子氏の服色は、同日付で田所祐氏の使用していた「黄、緑縦縞、袖緑二本輪」に変更されている。

　13日の京都競馬第８Ｒでマルノユビキタス（牡４歳）が１着となり、沖芳夫調教師（55歳、栗東）が87年10月１日の開業以来3115戦目でＪＲＡ通算300勝を達成した。重賞勝ちは99年の菊花賞（ナリタトップロード）などＧ１２勝を含む12勝。
　 沖師　オーナー、厩舎スタッフの協力あっての達成だと思いますので、感謝しています。少しでも競馬の歴史の中に足跡を残したいと思いますので、今後も精進したいです。