19日の東京競馬第９Ｒ早春賞でイントゥザグルーヴが１着となり、同馬を管理する伊藤雄二調教師（68歳、栗東）は、史上８人目、現役では初となるＪＲＡ通算1100勝を達成した。66年３月１日付けで厩舎を開業して以来7127戦目での記録達成となった。初勝利は66年３月27日、１回阪神競馬４日目第６Ｒでのミンドソニー。重賞ではＧ１級を含む73勝。主な勝ち鞍は皐月賞（ハードバージ）、ダービー（ウイニングチケット）、オークス（マックスビューティ、エアグルーヴ）、桜花賞（マックスビューティ、シャダイカグラ）、天皇賞・秋（エアグルーヴ）、秋華賞（ファインモーション）など。
　 伊藤雄師　1100勝はあくまで通過点ですね。1111勝になったらお祝いでもしようかと思っていました。函館あたりで達成できたらいいなと思っています。

　19日の東京競馬第11ＲクイーンＣでツルマルオトメに騎乗した中舘英二騎手（39歳、美浦・フリー）は、ＪＲＡ通算11,000回騎乗を達成した。これはＪＲＡ史上11人目、現役では５人目となる。初騎乗は84年３月４日、２回中山競馬４日目第８Ｒのレイズタガ（９着）。
　 中舘騎手　１万回騎乗の時はちょうど勝てたのですが、今日は勝てなくて残念でした。これからも無事に長く騎乗できるように頑張ります。

　中山グランドジャンプ（４月16日、中山、ＪＧ１、芝4250ｍ）の欧州地区予備登録が２月15日に締め切られ、ＪＲＡは17日、同レースに登録を行った外国馬を発表した。それによると、予備登録を行った欧州馬は全部で25頭。内訳は英国が15頭、アイルランド４頭、フランス５頭、ドイツが１頭。

　ＪＲＡは16日、佐伯清久騎手（33歳、栗東・高橋成厩舎所属）から平成17年度の騎手免許取り下げ願いが提出されたと発表した。２月28日付での引退となる。ＪＲＡ通算成績は1948戦77勝（うち障害205戦11勝）。

　ＪＲＡは17日、平成17年度調教師及び騎手免許試験合格者を発表した。調教師免許試験合格者は、85年のダービー（シリウスシンボリ）で優勝した加藤和宏騎手、ナイスネイチャの主戦を務めた松永昌博元騎手（現調教助手）など８人。小笠倫弘調教助手はＪＲＡ初の東京大学出のトレーナーとなる。また、騎手免許試験合格者は、小島太一君（小島太調教師の四男）、鮫島良太君（佐賀・鮫島克也騎手の長男）など競馬学校騎手課程21期生６人のほか、公営・笠松競馬の柴山雄一騎手と騎手免許再取得となる西田雄一郎元騎手の計８人。
◆新規調教師試験合格者
小笠　倫弘（33歳、美浦）
加藤　和宏（48歳、美浦）
北出　成人（41歳、栗東）
古賀　慎明（39歳、美浦）
清水　英克（39歳、美浦）
中川　公成（42歳、美浦）
平田　修　（44歳、栗東）
松永　昌博（51歳、栗東）
◆新規騎手免許試験合格者
大野　拓弥（18歳、美浦）
小島　太一（19歳、美浦）
佐藤　聖也（19歳、美浦）
鮫島　良太（18歳、栗東）
柴山　雄一（26歳、美浦）
塚田　祥雄（18歳、美浦）
中村　将之（18歳、栗東）
西田雄一郎（30歳、美浦）

　19日（土）の１回東京競馬第４Ｒ障害未勝利戦は、障害コースの積雪のため中止となった。その他のレースは、第１Ｒ発走を１時間繰り下げて午前11時からとし、第９Ｒまでの発走時刻を変更して施行された。