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◆ Topics

岡部騎手が引退 トップゾフが辞退新たにムクタハイツ選出
西谷騎手骨折 マカイビーディーヴァがエイプリルSの選出馬に
中山では大野騎手初勝利 特別競走名の変更
奥平雅調教師が初勝利 裁定委員会開かれる
障害で宗像、大庭騎手負傷 小島一騎手が初勝利
高木調教師が5月に勇退 阪神で400万馬券!
    後藤浩騎手が落馬
 
岡部騎手が引退

  2943勝の歴代最多勝記録を持ち、多くのファンから信頼されてきた岡部幸雄騎手(フリー)が10日、騎手免許を返上、38年間に及ぶ騎手生活にピリオドを打った。同日JRA六本木事務所で行われた引退会見には、記者150名、テレビカメラ15台などが詰め掛け、勝負服を脱ぐ名手に多くの質問が寄せられた。岡部騎手は突然ともとれる引退の理由を「2月19日の東京で騎乗して、思ったように騎乗できない、明日もこの感じだったら(騎手を)辞めようと思った。翌日、思ったように体が動かず、引退を決意しました」と語った。今後に関しては「JRAの方をはじめ、いろいろな方からお話をいただきましたが、しばらくは充電期間にあて、外から競馬を見てみたい。今は何をするかは決めていない」と語っている。
  JRAでは、20日の中山競馬第10レース『東風ステークス』を最終レースに移動し、レース名を『岡部幸雄騎手引退記念』に変更。レース後は、パドックで引退セレモニーが行われる予定となっている。この他、全国のウインズや競馬場では特設コーナーを設け、岡部騎手の足跡をたどる特別編集のビデオが流される予定。また、同コーナーには、メッセージカードが用意され、ファンの声が直接岡部騎手に届けられる。この他、中山競馬場では19日から、全国のターフィーショップでは26日から、岡部騎手引退記念グッズが販売される予定になっている。
・岡部騎手のプロフィール
生年月日:1948年10月31日
初免許年:1967年
所属:美浦
初騎乗:1967年3月4日
     2回東京2日12R
     ヨネノハナ(3着/10頭)
初勝利:1967年5月5日
     3回東京4日1R
     ミスコロナ
★岡部幸雄騎手が持つ記録
    記録名記録数字 
最多勝騎手2,943勝
最多騎乗回数18,646回
重賞競走最多騎乗回数1,252回
連続年度重賞競走優勝28年連続
最年長G1レース優勝53歳11カ月28日
1節(土日限定)最多勝10勝
クラシック勝利10勝
G1勝利31勝
G1レース級勝利36勝
重賞勝利165勝
同一重賞最多連続年勝利4年
海外G1レース勝利1勝。

西谷騎手骨折

 13日の阪神競馬第4R障害未勝利戦でエイシンランタナに騎乗予定だった西谷誠騎手(28歳、栗東・フリー)は本馬場入場前の地下馬道で落馬して左大腿骨頚部骨折を発症したため騎乗が不可能となり、治療のため栗東市内の病院に搬送された。

中山では大野騎手初勝利

 中山では13日、大野拓弥騎手(18歳、美浦・杉浦厩舎所属)が、フレンチクルーラーに騎乗した第4Rで1着となり、8戦目で初勝利を挙げた。
 
大野騎手 とても嬉しいです。人気になっていたのでプレッシャーを感じましたが、お世話になっている杉浦先生の馬で勝つことができ、ホッとしています。技術的にはまだまだ未熟なので、もっとうまくなりたいと思っています。次の1勝を目指してこれからも頑張ります。

奥平雅調教師が初勝利

 12日の中山競馬第12Rでフジマサミラクルが1着となり、奥平雅士調教師(32歳、美浦)は開業12戦目で初勝利を挙げた。
 
奥平雅師 いろいろな方々に支えられて勝つことができました。ファンの方々、馬主、生産者そしてスタッフの想いが乗っているという自覚を持ち、また初心を忘れないで頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。。

障害で宗像、大庭騎手負傷

 12日の中山競馬第4R障害戦で落馬した宗像徹騎手(30歳、美浦・フリー)は左鎖骨骨折で全治2カ月と判明した。また、同4Rでは大庭和弥騎手(22歳、美浦・嶋田潤厩舎所属)も落馬、負傷。CT検査の結果、脳挫傷が認められたため、入院して経過観察中。なお、意識はあり、会話もできる状態。

高木調教師が5月に勇退

 JRAは11日、美浦の高木嘉夫調教師(69歳)が5月20日をもって勇退すると発表した。高木師は3月21日以降5月20日までの間12馬房となり、久保田貴士、小島茂之、堀宣行、奥平雅士各調教師にそれぞれ2馬房が振り分けられる。なお、高木師の勇退に伴い、5月21日付で加藤和宏調教師(49歳、美浦)が新規開業(12馬房)することとなった。

トップゾフが辞退新たにムクタハイツ選出

 JRAは10日、中山グランドジャンプ(4月16日、中山、JG1、芝4250m)に選出されていたトップゾフ陣営から出走辞退の連絡があり、新たにムクタハイツ(豪、セン8歳)がオセアニア地区の選出馬となった。

マカイビーディーヴァがエイプリルSの選出馬に

 マカイビーディーヴァ(豪、牝6歳)がエイプリルS(4月10日、中山、4歳上オープン、芝2000m)の選出馬になった。同馬は03、04年のメルボルンC優勝馬で、春の天皇賞にも予備登録している。

特別競走名の変更

 JRAは11日、アイルランド大統領の競馬場来場を記念し、第2回中山競馬7日目(19日、土)第10RブラッドストーンSの特別競走名を「アイルランド大統領賞」に変更して施行すると発表した。

裁定委員会開かれる

 石神深一騎手(22歳、美浦・成宮厩舎所属)の道路交通法違反に対する1回目の裁定委員会が11日、本部の六本木事務所で開かれた。2回目となる次回の裁定委員会において、石神騎手の弁明書の内容を精査した上で最終的な処分が決定される。

小島一騎手が初勝利

 5日にデビューした新人の小島太一騎手(19歳、美浦・小島太厩舎所属)が12日の中京競馬第8Rでホットカフェに騎乗して1着となり、通算9戦目にして初勝利を飾った。
 
小島一騎手 道中は頭が真っ白でよく覚えていませんが、勝った瞬間はとても嬉しかったです。同期の中で一番乗り鞍が多かったので、勝てて安心しました。他馬に迷惑をかけてしまったので、今後はそういうことがないよう騎乗していきたいです。

阪神で400万馬券!

 12日の阪神競馬第11Rでビッグゴールド、アンクルスーパー、マイネルベナード((10)(12)(9)番人気)が1、2、3着に入り、3連単歴代2位の404万9110円馬券が飛び出した。この日の阪神競馬は第12Rでも3連単158万580円((11)(7)(5)番人気)が出る大波乱となっている。

後藤浩騎手が落馬

 12日の中山競馬第7Rで後藤浩輝騎手(30歳、美浦・フリー)は前の馬に触れて落馬。船橋市内の病院に入院し、翌13日の精密検査の結果、頚髄損傷、左肩から肩甲部にかけての打撲との診断が出された。約1カ月の安静、療養を要する見込み。


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