岩田康誠騎手(35歳、栗東・フリー)は9月12日の阪神競馬第6Rでモルガナイトに騎乗して1着となり、中央競馬史上57人目、現役23人目のJRA通算600勝を達成した。兵庫県競馬出身の同騎手のJRA初騎乗は99年11月7日。以来、4389戦目にしての600勝達成となった(JRA移籍は06年3月1日)。重賞勝利は29勝。G1・Jpn1では04年菊花賞、07年宝塚記念、ジャパンC、08年天皇賞・春、安田記念、秋華賞、朝日杯FS、09年皐月賞の8勝。 岩田騎手 数字はあまり気にしていませんでしたが、達成できてうれしいです。これからも大事に乗って、ひとつでも多く勝ちたいです。
9月13日、阪神競馬場でサマースプリント、サマージョッキーシリーズの最終戦セントウルSが行われ、それぞれ1位が確定した。“スプリント”はアイビスSD1着、北九州記念3着で首位に立っていたカノヤザクラ(牝5歳、栗東・橋口厩舎)が最終戦4着で4点を加算し、昨年に続いてチャンピオンの座に。“ジョッキー”はサクラオリオンの函館記念優勝などで21点を得ていた秋山真一郎騎手が、騎乗停止中のため最終戦の騎乗はなかったものの首位を守り、12月のワールドスーパーJSの出場権を獲得した。同騎手のWSJS出場は初めてとなる。
9月11日、IFHA(国際競馬統括機関連盟)より3月7日から9月6日までが対象の「ワールドサラブレッドランキング」が発表された。首位は前回同様シーザスターズ。愛チャンピオンS(G1)の勝利によって131→135に上昇し、99年にトップホースとなったモンジューとデイラミに並ぶ高いレーティングとなった。2位はジャックルマロワ賞を圧勝したゴルディコヴァで、牝馬で130以上を得たのは97年のボスラシャム以来12年ぶり。ハスケル招待S(米G1)で牡馬を破ったレーチェルアレクサンドラが122→125に上昇して6位タイとなった。日本調教馬は前回と同じく3頭が掲載され、ドリームジャーニー(宝塚記念)が121で19位タイ、ウオッカ(ヴィクトリアマイル、安田記念)とディープスカイ(大阪杯2着)が120で28位タイ。
10月11日に行われる毎日王冠(東京、G2、芝1800メートル)と京都大賞典(京都、G2、芝2400メートル)の外国選出馬が9月11日、JRAから発表された。選出されたのは今年の英ダービー3着馬マスターオブザホース(英、牡3歳、8戦1勝)。
9月13日(日)の新潟競馬第4Rに予定されていた芝2400メートルの3歳未勝利戦は最終投票馬が3頭しかおらず、規定により取り止めとなった。競走取り止めがあると16頭以上の投票があった平場戦を分割することになっているが、今回は分割が可能な競走もないことから、予定より1レース少ない11レースで施行された。競走取り止めは07年1回札幌競馬3日目(2歳500万下)以来。競走取り止めによる競走数減少は86年8月31日の3回新潟競馬8日目以来23年ぶり。
先週12日に中山競馬場で行われた紫苑Sに出走を予定していたオークス5着馬ディアジーナ(牝3歳、美浦・田村厩舎)は9月9日の追い切り後に左前脚の不安が判明したため、同レースを回避した。
JRAは9月9日、BCクラシックの前年1着馬、当年1、2着馬がジャパンCにおいて1〜3着になった場合、着順に応じて褒賞金を交付すると発表した。褒賞金交付制度はジャパン・オータムインターナショナル諸競走への一流外国馬の参加を促進するために設けられている。
英遠征中の三浦皇成騎手(19歳、美浦・河野厩舎所属)は9月12日(土)、フォスラス競馬場の第5R(3歳ハンデ戦、芝2800メートル、8頭)でロイヤルダイヤモンドに騎乗して1着となり英国での初勝利を挙げた。 三浦騎手 チャンスを与えてくださった関係者の皆様に感謝しています。1着という結果で自分をアピールできたのではと思っています。ペースは日本に比べて遅かったのですが、これまでのスタイルを崩さないように意識して乗りました。馬の力を引き出すことができたと思います。コースは新潟の外回りのような感じでフラットでした。これからもチャンスを与えてもらえるように頑張ります。
左肩跛行のため9月13日のセントウルSの出走を取り消したキョウワロアリング(牡8歳、栗東・飯田明厩舎)は左前浅屈腱炎を発症していることが明らかとなった。全治には9カ月以上の休養を要する見込み。